さて、それでは、プルシャの救出開始。
哀れな犠牲者となったサマナを引き連れて現場へと向かう。
先に道場の裏手にある掘っ立て小屋に立ち寄り、ひしゃくにバケツに洗面器、取っ手付きのザルにカレー用のスプーン、ゴム手袋を持ち出す。
サティアン側からトイレの裏手に回り、蓋を開けて中を覗きこむ。
女子トイレの汲み取り口をしげしげと覗き込むなんて、ほぼ変態と言ってもいいような気がする。
中身はたっぷりというほどではなく、半分ぐらいに見える。
ドラム缶2杯分ぐらいか。
ドラム缶1杯で1時間として、作業終了まで2時間ぐらいと予想した。
女子トイレは全部で三つある。
プルシャを落としたのは男子トイレ側。
この男子トイレ側と真ん中の蓋を開ける。
女子トイレ側の糞尿をサマナがひしゃくですくって、僕が洗面器の上で持っているザルの中に入れ、それをスプーンでかき混ぜ中を探る。
ザルの中にプルシャがなければ、それを洗面器の中にあける。
数回繰り返せば洗面器が一杯になるので、今度はそれをバケツに移す。
またそれを3回ほど繰り返すとバケツが一杯になるので、今度はそれを隣の真ん中のトイレへと投げ入れる。
あとはこれをプルシャが見つかるまで繰り返すだけである。
なんて楽しいんだ!
ひしゃくは2メートルほどあるので、お供のサマナにはおつりがかかる心配はない。
問題は手元で糞尿を受け止める僕の方である。
ゴム手袋はしているのでそこはいいとして、顔をどこまでガードするのか。
頭は後でシャワーを浴びればいいかと思ったので、とりあえず口元だけタオルで覆うことにした。
サマナにゆっくりザルの中に糞尿を入れるように指示をして、目の前のザルにかぐわしいポタージュが注がれていくのを見ていた。
サマナの手元がちょっとでも狂うと、顔面にゴールデンシャワーを浴びることになるなと思いつつ。
若い女子たちの糞尿だから、マニアには耽溺ものなのかなと思うが、私にはそんな性癖はないのだよ!