プルシャを落としました21 | 法友(とも)へ

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汲み取りのおっちゃんにくっ付いて汲み取り作業を監視していたが、特に怪しいところはない。


大部分が片付いて、そろそろ終了だなと思ったその時。


おっちゃんが何か、建物の中へ向かって叫んだ。


「水を入れてくれ!」



はい?


何の話だとは思ったが、中からは「は~い。」


というサマナのおばちゃんの声。


何やら既に、申し合わせていたらしい。



まあ、確かに、汲み取り式のトイレでは終わりの方で水を入れて、隅っこまで綺麗に汲み取るというのはよくあることだ。


便槽の中を覗いていると、水が流し込まれていくのが見えた。


おばちゃんがホースで水を入れているのだろう。


今までになかった展開ではあるが、まあ、いいかと思ってしばらく見ていた。



水かさがどんどん増していくのだが、汲み取りのおっちゃんはいつまでたっても声をかけない。


そこまで来て、僕もようやく気が付いて声を上げた。


「ストップ!ストップ!ストップー!」



当たり前の事だが、水を入れれば水を入れた分だけ汲み取らなければならず、メーターの針が動くことになる。


その分の料金は、当然こちら側が支払わなければならない。



まったく、油断も隙もないな。


汲み取りのおっちゃん達は、今回は人のいいサマナのおばちゃんを巻き込んで、通常よりもたくさん金を取る作戦を決行しやがった。



この後でサマナのおばちゃんには、悪い奴らに騙されないように注意をしておいた。(笑)


まあ、なんだかんだあったのだが、汲み取りは僕のワークではないので、だんだんと関わらなくなっていった。



その後はボツリヌスプラントやら、極限修行やら、支部活動やらをやっていたので、富士山総本部道場の汲み取り事情がどうなったのかは僕には分からない。