リベンジマッチは5時26分までの20時間にも及ぶ熱戦の末、152手での指し掛けで終了。
いやあ、いろんな意味でビックリだね!
森下有利の状況ではあるが、決着が付いたとは言い切れない。
なぜなら、終了させたのは人間側の判断であり、当初のルール通りの時間無制限の勝負なら、コンピュータの逆転が十分あり得るからだ。
ここまで勝負が長引いた理由は、森下が詰ませに行かずに駒得を目指したことにある。
これは森下が過去のツツカナとの対戦で、有利な局面から詰ませに行って何度も逆転負けを食らっているからである。
しかし、人間側に希望が見えたことは確かだ。
終了まではまだ後50手ほど、時間にして8時間ほどかかると思う。
ただしこれは詰みがある場合であり、入玉すればさらに時間がかかる可能性はある。
対局終了後に森下はやたらとぼやいていたが、これは仕方が無い。
一手10分を言い出したのは森下なのだから、当然コンピュータだって一手10分を使ってくる。
自分だけ都合のいい要求をすることは公平ではない。
こうなったら次は初めから2日制にするしかないだろうなと思う。
今回は森下も運営も考えが甘かったが、次は終了までのしっかりとしたルールを作ってから対戦してもらいたいと思う。