考える人、強し!
糸谷が森内をカド番に追い込んだ。
これは新しい時代が来るのでしょうか?
それにしても、よくもまああそこから逆転したもんだなと思う。
まあ、それも、将棋というのはミスをした方が負けるという性質上の事なのだが。
途中までは森内の有利な展開だったのだが、91手目の5六金打が悪手で形勢は互角に。
111手目の6四角がこれまた悪手で糸谷の有利に。
序盤ならともかく終盤に来てのミスは痛い。
続く113手目の6三銀が連続の悪手で勝負あり。
森内は持ち時間を使い切ってしまっていたので、致し方なかったのかもしれない。
ここで糸谷が座り直し、決めにかかる。
121手目に森内の王手龍取りが決まるのだが、終盤は駒得よりも速さの格言どおり。
糸谷が龍を取らせているその一手の間に鮮やかに寄せ切った。
さて、いよいよ近づいてきましたかね。