まるごとキャベツ③ | 法友(とも)へ

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当時、富士の総本部道場には、数十人のサマナが居住していた。


多いときには、100人を超えていたかもしれない。


当然のことながら、毎日の食事の量は大変なものになる。


それに比例して糞尿の量ももの凄い事になり、業者と一悶着あったりするのだが、それはまた別の機会に。


てか、「プルシャを落としました。」で書こうと思う。



で、その大量の食料を買うのに、スーパーよりも市場でせりをやったほうが安いということで、Vが毎日買い出しに出かけていた。


まあ、慣れない事で色々と大変であったとは思う。


時間の経過と共に、市場のおっちゃんたちと段々と仲良くなった頃、色々と頼まれるようになってきた。


買い手が付かない時に「オウム、頼むー!」


とか、「これ持っていってくれたら、安くしとくぞ。」


とか、言われるのだ。



まあ、要するに売れ残りの処分の依頼である。


市場にしてみれば、売れ残りはタダのゴミであり、処分するにもそれなりに費用がかかる。


ところがオウムに頼めば、なんと驚くべし!


ただで引き取ってくれるのである。


なんて有難いんだ!



かくして、大量のキャベツや腐ったぶどうが、神聖な道場へと運ばれていくことになるのである。


これが、サマナたちにとっての、悪夢の始まりだったのである。


わら、笑えない!


むしろ、泣き!