電王戦に新しい動きがあった。
5対5の対決は、一応来年で終わりになるらしい。
これは現段階では、あくまでも、「らしい」である。
この対戦のメンバーの発表は10月12日。
9月にコンピュータの代表を決める戦いがあるので、メンバーの発表は当然その後ということになる。
人間側のメンバーは今までで最強の顔ぶれを用意するとの事。
まあ、そのセリフは聞き飽きた感があるのだが。(笑)
公式発表はされていないが、川上と谷川の対談の内容が実に興味深い。
川上の主張は、これ以上同じことを続けても意味がない。
何度やっても結果は同じだ。というものである。
これに対して、谷川の主張は次は勢いのある若手だけで、勝率を重視し6割5分以上の者だけを揃える。
従って、次回は今までの様にはいかない。というものである。
森内もインタビューに答えて、「次回はプロが勝ち越すのではないか。」と述べている。
これらを踏まえた上で、川上が谷川に提案したのが、次回も今までと同様の結果になるのであれば、その次はタイトルホルダーに登場願うしかないのではないかということだった。
これに谷川は、タイトルホルダーということになれば、5対5という訳にはいかない。
ひとりだけということになると答えた。
川上が、それでは番勝負なのかと問い詰める。
谷川は、タイトルホルダーは忙しいので、先手後手一番ずつの勝負になると答える。
いよいよ実現するのか、コンピュータとタイトルホルダーとの戦い。
という様相になってはきたのだが、それはあくまでも次回の対決でコンピュータ側が圧勝した場合である。
仮定の話なので、まだ公式には発表はされない。
もちろんプロ側は人間が勝ち越してそれを阻止したい。
さて、天下分け目、まさしく天王山の戦いが、来年春幕を開ける。