ヴァジラヤーナ⑪ | 法友(とも)へ

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カルマと輪廻転生の関係についてどう考えているのかというと、これは完全にその確率のままと考えていい。


「それは動物のカルマだ。」


などという言い方をすることがあるが、それは動物の世界へ確実に輪廻転生するという意味ではない。


他の世界へ輪廻転生する可能性もあるのである。



実際にはそんな単純ではないが人間、動物、餓鬼、地獄のそれぞれのカルマを、10%、20%、20%、50%であるとする。


三悪趣へ落ちる可能性が90%あるので、ポアする必要があるという判断になる。


しかし、何もしなくても10%の確率で人間界へ転生するのだということだ。



逆に、人間界のカルマが10%あるからポア出来るのであって、もし人間界のカルマが0%ならポア出来ないということになる。


そしてここで、もうひとつ重要なことがある。


たとえ人間界へ転生出来たからといって、動物、餓鬼、地獄のカルマが消えたわけではないということである。


それぞれのカルマは次の生へと受け継がれる。


たとえ死んでも、カルマから逃れることは出来ないのだ。



だからここで人間界に生まれ変わることの重要性が理解できる。


三悪趣に落ちれば修行が出来ない。


したがってカルマを滅することが出来ず、同じ生を繰り返すことになる。



修行が出来るのは人間界だけ、ここに麻原が青い光を強調する理由がある。


まあ、しかし、それもこの世が現実だと考える人にとってだけ来世があるという話である。


この世が幻影だと考える人にとっては来世もまた幻影であり存在しないのだから、何の心配もいらない。