名人戦第4局を激指で検討してみた。
まあ、なんというか、お前達人間のくせによくやったよ。
みたいな感じだ。
最初から最後まで、全て激指の読み筋にあると言っていい。
51手目の2五歩の仕掛けはやや無理があり、先手不利の状態が続いたが、56手目の2二金が悪手で振り出しに戻り互角の展開となる。
てんかいって打ち込むと、「天界」になるんだよなあ。(笑)
その後、やや先手不利の状態から、86手目の1二角で逆転、やや先手有利となる。
90手目の6七銀の打ち込みもよくない。
ここは7八角成りではなかったか?
104手目の5八飛成りが悪手。
この手で先手陣に23手詰めの詰めろがかかったのだが、評価値は決定的に悪化してしまった。
108手目の7一玉で壊滅。
7二金ならまだ粘れたが、そこはプロの潔さなのだろう。
全体を通して見ると、羽生、森内両名ともに、僕が激指とコンビを組めば勝てそうに思える。
「人間に勝つコンピュータ将棋の作り方」にも書かれていたが、コンピュータを使いこなすことの出来る人間がコンピュータと組めば、その能力をより限界まで引き出すことが出来るということだろう。