これも質問で出た話です。
ダンテスダイジの言う「愛」とは何かということですが、これはせっかく肉声が残っているので、自分で聞いて自分で判断してもらうのがいいと思う。
僕の考えでは、愛というのは自由を認めるということだと思う。
人間というのは、とにかく他人を自分の思い通りにしたがる。
つまり、他人の自由を認めないということなのだが、自分の思い通りにならないと悪い奴だということで攻撃を始める。
場合によっては殺したりする。
で、自由を認めるとこれと逆のことが起こるので、それが愛なのだと思う。
善人も自由、悪人も自由。
美しいものも自由、醜いものも自由。
男も自由、女も自由。
イヌも自由、ネコも自由。
そうやって自由を認めると、そこには完全な平等があるように思える。
ダンテスダイジにとってはそれでよかったんだろうなあ。
だけどこれ、凡人には耐えられない考え方だよね。
みんなが自由に勝手なことやりだしたら、どんな世の中になってしまうんだろうという恐怖がある。
そして気づく。
自分は、この世界のことを信じていないことに。
ダンテスダイジは信じていたんだろうなあ。
この世界を平等に見て、そして愛していたんだと思う。