いい勝負だった。
それで、みんな期待したのだろうと思う。
随分と視聴者数が多かったから。
しかし、いい勝負になると最後は必ずコンピュータが勝ってしまう。
プロも、もうそろそろ自分達が弱いことを認めて、次の提案をすべきだと思う。
それは、人間は疲れるがコンピュータは疲れないので、コンピュータの持ち時間を人間の半分にする、というものである。
持ち時間は人間が4時間、そしてコンピュータが2時間。
持ち時間を使い切ると、一手指すごとに人間は1分以内、そしてコンピュータは30秒以内。
このルールの方が今よりもはるかに面白い勝負が見られると思う。
コンピュータの方が強いということを素人はとっくの昔に認めている。
コンピュータの強さを認めていないのはプロだけだ。
今回のコンピュータ側には、Bonanza、GPS将棋、Puella α、激指といった強豪が参加していない。
ponanza以外の4機種は、皆弱いと言っていい。
おまけにクラスターの禁止。
誰がどう考えたって、今あるソフトを京で走らせれば、圧倒的にコンピュータが強いことは解かりきっている。
はっきり言って、素人は面白い勝負が見たいのだ。
プロのプライドなどどうでもいい。
来週の最終局には、いよいよponanzaが登場する。
コンピュータ同士の戦いでは無敗。
今回参加している他の4機種では、相手にならないほどの強さで全勝優勝している。
もうこうなったら、去年の最終局と同じように、コンピュータの強さを見せつけてもらいたいと思う。