ロシアツアー④ | 法友(とも)へ

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モスクワまでは10時間ほどだったと思います。


オウムの人間がみんなでスーツを着て集まっているのは結構珍しい光景でしたね。


それにしても海外へ行った事があるのがインドとロシアだけっていうのもオウムらしいかなと思います。



道場で寝泊りして朝、バスでロシア軍施設へ出かけるというのを数日繰り返しました。


僕は責任者でも何でもないので、まあ、いつもそうなんですけど。


詳しいことは分からないのですが、なんだか武器商人の様な紹介をされている雰囲気でしたね。



そんなやつ日本にいるか、って話ですけど。


それで話が通じているということは、あの当時ロシアは武器を売って金に換えたがっていたということなのかなと思います。


どうしてそれが分かったのかというと、向こうの将校というのか軍人というべきなのか分からないですが、その男が言ったセリフからです。



もっぱら上祐が通訳を交えて話をしていたのですが、大佐という呼ばれ方をされることが多くあり、一番偉そうにしている奴を個人的には大佐だと思っていたら違いましたね。


いつもウォッカを飲んで酔っ払っているのが大佐でした。


偉そうにして仕切っているのは軍曹でした。(笑)



で、その軍曹がライフルの実弾射撃のときに面白いことを言いました。


もちろん外で実弾射撃をやったわけですが、みぞれ交じりの雪が降る中、ぬかるんだ地面に腹ばいになる必要があったわけです。


まあ、普通の日本人の感覚なら、服が汚れるから嫌だと思うでしょうね。



ところがさすがはオウムのサマナ達、まったくひるむことなく全員が射撃を終えました。


そして、その後の食事のときに、軍曹が目を輝かせながら「お前たちはセールスマンのくせに根性がある。たいしたものだ。」と言った訳です。


このときは自分の仲間達が、ちょっと誇らしかったですね。