約束③ | 法友(とも)へ

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そんな林がクンダリニーヨーガの成就を認定されたのは僕よりも1年ほど後だったように思います。


本来であれば実績の面からも、麻原やその家族と近かったことから、僕よりも先に認定されていてもおかしくないはずです。


なんで遅くなったのかを林本人に聞いてみたところ、麻原との約束だったと言っていました。



僕がクンダリニーヨーガの修行に入るときに、麻原が「功徳が満ちてきている。修行に入りなさい。」と言いましたが、やっぱり言葉の使い方が上手いですねえ。


ところがその前に、林は麻原からこう言われていたということです。


「お前なら修行に入れば直ぐにクンダリニーヨーガを成就出来る。」


「しかし、それでは器を大きくすることが出来ない。」


「修行に入らずに成就を遅らせれば遅らせるだけ、器を大きく出来るがそれは苦しい道だぞ。」



どちらを選ぶかと聞かれた林は、たとえ苦しくても器を大きくする道を選ぶと答えたそうです。


修行に入らずにワークを続けることが、麻原との約束だったわけですね。


いかにも林 泰男らしいなと思います。


まさしく器が違うなという感じです。



林が地下鉄サリン事件のときに最後に残った一袋に手を上げたことについて、僕なりの考えがあります。


林はもうオウムは終わりだということを感じ取りながら、自分だけ逃げ出すのは卑怯だと考えていたのではないでしょうか。


最後の一袋を誰かに押し付けるのではなく、自分がその罪をかぶる覚悟を決めた。


僕の知る林 泰男はそういう男でしたね。