まあ、なんというか、話が飛んでいるというか、説明が足りないというかのご意見をいただきましたので、補足説明を。
僕が自分で経験したことはそのまま書けるのですが、幹部達の供述についてはかなり端折っています。
で、ご意見に対する答えは全て幹部達の供述によるものです。
どうやってボツリヌスで人体に害を与えるのかということについては、3台のトラックを噴霧車に改造してエアロゾル化したということです。
ガスの様にして噴霧して、人間が呼吸することにより体内に取り込むことになります。
この噴霧車を使い、米軍基地2ヶ所、成田空港、国会議事堂、皇居、創価学会の本部での散布を行っています。
その後も研究は続き、村井と新見が今度はエアロゾルではなく水に混ぜる方法を実行しています。
川に流しているところを見つかり逮捕されましたが、これも事件にはなっていません。
村井はすでに死亡し遠藤は黙秘したままなので他の幹部からの供述しかありませんが、92年を除きボツリヌスを含む生物兵器の研究が続いていたことが確認されています。
サリンと違って事件になっていないので情報が手に入りにくいですが、やはり事実はきちんと知っておくべきだと思います。