「考える」とは、最も人間らしく尊い行為ですが、私自身、実はあまりできていなかったなと省みて思います。
 
情報を集めたり、比較したり、損得を考えたり、むやみに先を見ようとしたり、こういうのはどうやら「考える」とは少し違うと最近気づきました。
 
「考える」とは、大胆で、瑞々しく、即興性があるものです。見えないものを見たいと思う人間の探究心を最大限に引き出してくれる宝物だと気づいた時に、私は涙が出ました。