こんにちは、たかだ鍼灸接骨院です。
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院長の予約状況
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こんにちは、たかだ鍼灸接骨院です。
先日に引き続き鍼灸について書いていきたいと思います。
本日ははり・きゅう治療のメカニズムについてです。
鍼治療
名前の通り、針を患部やツボに刺して治療する針治療。髪の毛くらいの極めて細い針(直径0.12mm~0.44mm、長さ30mm~80mm程度)を使用します。針を刺す方法として主に行なわれているのは管鍼法といいます。これは金属か合成樹脂製の円形の筒を使って刺入する方法です。また、中国で行なわれている方法で、筒を使わずに針を親指と人差し指でつまんで刺入する方法も一部では行なうこともあります。
刺し方でよく使われる手法としては、目的の深さまで刺し、刺した針を上下や回旋、振動など一定の刺激を与えてすぐに抜く「単刺」、刺したまま5~15分ほど置く「置鍼」、刺した針に微量の低周波電流を流して、筋肉の血行促進を図る「パルス鍼」などがあります。これらは症状によって使い分けられます。
なぜ効くのか
では、なぜ針治療は効果があるのでしょう。それはツボに刺した針による刺激が自律神経系、免疫系などに作用して、緊張を緩和し血液やリンパ液の代謝を向上させることにより、自然治癒力をアップさせる働きがあるのではないかと考えられています。
また、鎮静効果が古来より認められていますが、その理由として、
・針の刺激が脊椎で痛みを抑えるゲートコントロール作用が起こる
・針刺激によって脳内に痛みを抑制するエンドルフィンが分泌される
・針の刺激が末梢神経の痛みの信号を遮断する
・ツボの刺激により痛覚閾値が上がるため、痛みを感じにくくなる
・筋肉の緊張が緩むため血液の循環が改善される
などの諸説が挙げられます。
当院では国産メーカー「セイリン」の使い捨ての針を使っています。
セイリンHPより
灸治療
灸は「お灸」「やいと」などと呼ばれ、一般に広く行なわれてきました。もぐさを使ってツボに熱刺激を加える方法で、直接皮膚にもぐさを乗せて着火させる直接灸と、もぐさと皮膚の間をあける間接灸があります。
直接灸では、もぐさの大きさは糸状や米粒ほどの小さいものから小指大の大きさのものがあります。熱の刺激が強く、施灸後に水泡ができることがあり灸痕が残ります。当院では希望がない限り、この治療法は行いません。
一方、間接灸には、もぐさと皮膚の間に灸点紙という紙を入れて、もぐさが直接皮膚に触れないようにするものや、薄く切ったにんにくや生姜、味噌などを挟む隔物灸と呼ばれるものがあります。熱を和らげるものを挟むため、温和な熱さとなります。当院ではお灸のあとが残らないこのタイプを使って治療をしていきます。
なぜ効くのか
お灸は、ツボや患部に熱刺激を与えるため、血行が良くなります。そのため、血液内の免疫物質の分泌を促したり、造血作用が促進されたりして、身体の機能改善や抵抗力の向上などに効果があります。
「鍼」と「灸」の治療効果の違い
針治療と灸治療、どちらが効果的なのか、よく患者さまに聞かれます。
鍼治療はすぐに効果が現れる傾向にあり、灸治療は慢性的な症状に対して、比較的ゆっくりと継続的に改善させる傾向があります。ですが、針治療も慢性的な症状に効果があることも多く、また灸でもすぐに効き目が現れることもあります。
ですから、この症状には針治療、こちらの症状には灸治療と一概に決めつけることは難しいです。針治療と灸治療は、治療を受ける人の疾患や症状、体質などを考慮して、有効なツボを選び、その人に合った治療法を行なうことが重要となります。
鍼灸治療を受けた患者さまに、「早く鍼灸治療を知っていれば、もっと早く体が軽くなったのにねー」と言われることが多々あります。
鍼灸は体の芯の方まで治療ができるので、マッサージやオイルトリートメントよりとても効果が出やすいです。ぜひ興味のある方はお受けください。