市川由紀乃さんの輝き:「TENDER VOICES」
「DRAMATIC SONGS」を高らかに歌い上げ、パワーバラードさえもその視野に入れる大声量の歌唱力を兼ね備えた市川由紀乃さんですが、何と言ってもその甘く柔らかな美しい弱音こそが他の歌手には決して真似の出来ない彼女の最大の優れた美点であるということが出来るでしょう。とろりととろけるような甘く美しい彼女の弱音とその歌い回しを表現する言葉としては、シュガーヴォイス、ミルキーヴォイス、キャンディーヴォイス、キャラメルヴォイス、・・・、いろいろありますが、やはりそのとろけそうな柔らかなうっとりさせる甘やかな美声は、蜂蜜のように甘い、つまり、「ハニーヴォイス」という言葉がぴったりの表現だろう、という気もしたのですが、ただ、これらの形容詞で表される由紀乃さんの弱音と歌い回しの柔らかい美しさの源にあるのは、由紀乃さんの感性と心の優しさであり、彼女の歌声の優しさはそこに由来する本物の優しさであって、だからこそ、その優しさは聴く人の心に染み入って来るのだろうと思います。市川由紀乃さんは芸能界で生きてゆくのにはあまりプラスとは言えないような自分の引っ込み思案的な性格を「新人の頃に「前に出ろ」と言われるとますます後ろに下がってしまう」と自嘲的に言っていますが、その優しい人柄を源にして生まれる柔らかな歌声の優しさは、本物の優しい響きを纏(まと)っているのです。<「海峡岬」キャンペーン:鈴木楽器店(市川由紀乃/2014年9月)>その人柄の優しさに裏打ちされた甘く柔らかな美しい弱音と歌い回しは、本物の優しさに満ち溢れており、その歌声は優しい声、つまり、テンダーヴォイス(tender voice)と表現するのが最も相応しい形容に思えます。テンダー(tender)とは ♪Love me tender, love me sweet(優しく愛して、甘く愛して) とエルヴィス・プレスリーが歌う「ラヴ・ミー・テンダー(Love Me Tender)」のテンダー(tender)であり、<優しい、思いやりのある、柔らかい、等>を意味する形容詞です。このテンダー(tender)は由紀乃さんの美しい歌声もそうですが、由紀乃さん自身を表す形容としてぴったりではないでしょうか?そんな市川由紀乃さんの人柄から溢れ出す、彼女の「テンダーヴォイス(tender voice)」を集めた<ゆきの「TENDER VOICES」>という企画はどうでしょうか?公式ユーチューブチャンネルにおける翻訳機能付きの新作動画として世界中に発信して欲しいと、切に願っております。<ゆきの「TENDER VOICES」>1.「港が見える丘」(平野愛子) 作詞・作曲:東辰三2.「夜来香」(李香蘭=山口淑子) 作詞・作曲:黎錦光3.「逢いたいなァあの人に」(島倉千代子) 作詞:石本美由起/作曲:上原げんと4.「アカシアの雨がやむとき」(西田佐知子) 作詞:水木かおる/作曲:藤原秀行5.「からたち日記」(島倉千代子) 作詞:西沢爽、作曲:遠藤実6.「恋文」(由紀さおり) 作詞:吉田旺/作曲:佐藤勝7.「柿の木坂の家」(青木光一) 作詞:石本美由紀、作曲:船村徹<ゆきの「TENDER VOICES」>下記ユーチューブ再生リストでも連続して視聴できます。テンダーヴォイス(tender voice)の「ゆきのワールド」をご堪能下さい。- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com1.「港が見える丘」(平野愛子)2.「夜来香」(李香蘭=山口淑子)3.「逢いたいなァあの人に」(島倉千代子)4.「アカシアの雨がやむとき」(西田佐知子)5.「からたち日記」(島倉千代子)6.「恋文」(由紀さおり)7.「柿の木坂の家」(青木光一)