由紀乃ちゃんの優しい人柄を源とする歌唱の最大の魅力があります。
由紀乃ちゃんの歌唱の最大の魅力のひとつに柔らかくとろけるほどの優しい歌声というものが挙げられます。
微細な弱音から始まりとろけるような柔らかい優しさ溢れる澄んだ歌声で全曲を奏でる。
歌い出しや歌い終わり等の部分で、或いはフレーズごとの始まりと終わりの部分で、極めてソフトでうっとりするような弱音から始まり、そして終わる。
音の出だしを初めとして一曲のいたるところに柔らかく優しく美しい弱音が散りばめられている。
弱さがとても美しいのです。
うっとりするような弱音が由紀乃ちゃんの最大の武器になっています。
耳に心地よくていつまでも聴いていたいと思わせる美しい武器です。
耽美主義というのは非常に高い才能と技術でしか達成されないものです。
繊細な感性と感度の良い耳、細微な弱音をコントロールできる確かな技術、そして美に浸りきれる高度の芸術性と精神、これらを兼ね備えている由紀乃ちゃんだからこそ出来る美しく魅力的な歌唱であり、その結果、どんな曲も美しく魅力的で外れが無い歌唱になります。
「夜来香」
「港が見える丘」
「逢いたいなぁあの人に」