生後5日目「輸送反応」で泣き止ませる | In my life ~研究・育児日記~

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2011年5月ー2014年2月までBostonに留学していました。
現在は帰国して臨床、教育に追われる日々です。

今日は18時過ぎにラボを出たので娘との時間を持てました。

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泣いているときに、座って抱っこしても泣き止まず、立って抱っこすると少し大人しくなり、歩きながら抱っこしていると泣き止みます。

この現象は息子の時から見られますが、実は動物の本能なんですね。
歩きながらの抱っこでは有意に心拍数が減少し泣く量が1/10になることが科学的に検証されており、「輸送反応」と呼ばれます。

これは危険から身を守るために、親が子を連れて逃げるのを協力するための哺乳類にみられる反応で、マウスでは首の後ろをつかむと大人しくなります。

ポスドクでマウスにipしたあとに首の後ろをさすり、手の甲にのせて頭をナデナデできるマウスマスターの女性がいますが、彼女も輸送反応をうまく利用してマウスを落ち着かせているそうです。

改めてこの現象を再確認しました。