今日は朝からBoston Medical Collegeの教授である
Dr.David氏による
Nonsurgical Treatment of Osteoarthritis
というタイトルで講演いただきました。
OAの基本的な話が中心でしたが、
1. MRIの骨髄浮腫の程度がOA膝のアライメントを予測する。
(アライメントは軟骨よりも骨による影響のほうが強い)
Bone is >X100 stiffer than caritage!
2. 生物製剤では、抗NGF(nerve growth factor)抗体の
Tanezumab (N Engl J Med. 2010 Oct 14;363(16):1521-31.) が疼痛に効果あり。
最近、FDAに承認。
糖尿病性末梢性神経障害・ヘルペス後疼痛等の慢性疼痛にもOK。
3. グルコサミン・コンドロイチンは効果が証明されていない(NEJM等多数の報告あり)。
といった点が印象に残りました。
今回は整形外科的な話が中心でしたが、リスニングのよい勉強になります。
最近、質問している先生が何を言っているか、少しわかるようになってきた気がします。