こんばんは。
関節リウマチの治療において生物学的製剤はもはや標準治療になりつつあります。
今使えるもので5種類
レミケード、エンブレル、アクテムラ、ヒュミラ、オレンシア(承認順)
そのうち、点滴で使用するものがレミケード、アクテムラ、オレンシアです。
現時点でもかなり選択肢は広がっていますが、生物学的製剤はまだまだ登場します。
ゴリムマブ(一般名、開発コード:CNTO148)は4週間に1回の皮下注射製剤で
継続率の高さがポイントみたいです。
(ヤンセンの情報では中和抗体の出現率がヒュミラよりも少ない)
セルトリズマブ・ペゴル(CIMZIATM)も現在治験で使用中です
(ペグ化TNF製剤:2週間から4週間の投与間隔で検討中)。
また、ファイザーの経口JAK阻害剤tasocitinib (CP-690, 550)は治験で分担医師として
使用経験がありますが、かなり切れ味はするどく、生物学的製剤に匹敵する効果が期待できます。
その他にも、IL-17阻害剤(vidofludimus)や経口Syk阻害薬R788等も治験進行中です。
SLEに対する生物学的製剤も今年から続々と治験で登場予定です。