つわり Morning sickness | In my life ~研究・育児日記~

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2011年5月ー2014年2月までBostonに留学していました。
現在は帰国して臨床、教育に追われる日々です。

こんばんは。

今日はつわりについてです。

というのは、妻が完全につわりでダウンしています。


内科医としてなんとかできないかと、オンラインの医学教科書(UpToDate)を駆使して

つわりについて早速調べてみました。


 ① マルチビタミンの摂取はつわりの予防だけでなく児の先天奇形のリスクを低下する。 

   →これはすでにビタミンB1と葉酸の摂取を毎日行っていました。

 ② 誘引をさける
   
   (におい、暑さ、湿気、車の運転、急激な体動、食後の歯磨き、鉄分、空腹等)

   →妻は病院の暖房がツライらしい。あと20分かけて車で通勤してます。外来や手術で

    空腹も持続するし、手術や分娩等で様々な臭いや湿気を体感してます。

 ③ 食習慣を変える
   
   空腹になる前に食べる。炭水化物を多く取り脂質をさけて少量を分食する(1日6食)。
 
   冷たくて、炭酸のクリアな飲み物を飲む。

   →妻は最近、炭水化物(おにぎり)をやたらと食べてました。太るよといってごめん。


 ④ ツボをつかう

   P6 acupressure point:手首の指圧(脈がふれるとこのから一横指下のところ)。

   →試しに自分にやってみましたが、妊婦でないと効果ないみたい。


 ⑤ 生姜
 
   これは科学的根拠があるらしい。ジンジャエールおすすめっぽい。
   
   引用文献:Am J Obstet Gynecol 2003; 189:1374.(他多数)

   →これを話したら、ジンジャエール買ってきてと言われました。


 ⑥ 体重減少はよくない

   嘔吐が持続し、体重が減るようであれば入院を。その後、つわりがなかった妊婦と

  同様の体重まで戻ることが出来れば児に対する影響はほぼ皆無であるが、体重が減少

  したままで妊娠してからの体重増加が7kg未満であれば低体重児のリスクがあがる。 

  引用文献:Obstet Gynecol 2006; 107:285. 

  →海外の文献なのでそのまま日本に当てはまるかはわかりません。


以上、久しぶりに勉強しました。

はやく妻の機嫌がよくなればいいんですけど。