
その商品とは「食べる器 おいし~CUP」(アーネスト)で、見た目は直径10.5センチ×高さ6.5センチのコンパクトなオレンジ色の容器です。

カップ、カバー、押し具の3点セットになっており、アルミホイルを敷いたカップの中に、しょう油、おかかなど、お好みの食材とごはんを混ぜたものを入れ、押し具でぎゅっとフタをする。


すると、ごはんがカップの形になるので、それをアルミホイルごと容器から外し、トースターで7、8分焼く。これで、見事にカップ状の焼きおにぎりとなるわけです。
あとは、それにいろんな食材を盛りつけて食卓に出すだけ。また、あらかじめアルミホイルに入っているので、そのまま弁当箱に入れて食べることも可能。
とてもユニークな発想のアイテムを開発したきっかけや経緯に興味がわき、アーネストの開発担当者に話を聞いてみることにしました。
「実は当社の製品の中に、すでにのりや食パンからカップを作るアイテムがありました。そこで、ふと『何か別の食材でもカップが作れないだろうか?』と感じたのがきっかけです」
でも、どうして今回はごはんだったのですか?
「ごはんであればどんなおかずにも相性がよく、どの家庭にもあるものなので採用しました」
発想のきっかけはシンプルだったものの、開発過程は必ずしもスムーズではなかったそう。
「ごはんをカップ形状のまま固める方法を見つけるのに、とても苦労しました。初めは、金属製のカップにごはんを入れ、トースターで焼く方法を考えていたのですが、それではごはんがうまく焼けなかったり、カップにへばり付いて形が崩れてしまったりと、さまざまな問題が生じたのです」
試行錯誤の結果、金属ではなく、ポリプロピレンという耐熱性の高い樹脂を採用することで商品化に成功したとのこと。…