異世界で魔人と戦ったら電力が溜まりすぎた件 プロローグ | aitocolab ブログ 異世界で魔人と戦ったら電力が溜まりすぎた件

 

バイトのシフトが終わる。

 

その瞬間の虚無感は、

神凪雷真にとって

もう10年近く続く

日課のようなものだった。

 

低収入、将来性なし、

何も変わらない毎日

ーこの生活が”これからも続く”

と想像するだけで、

胸の奥に重たい絶望だけが

積もっていく。

 

これからも同じ人生が

続くと思うと絶望しそうだ。

 

深夜、部屋に戻った彼は

いつもに癖で異世界ものを

漁りながら、何度目かもわからない

願望を心の中でつぶやいた。

異世界に行きたい。

 

けれど、そんな祈りに

応える神様など

いるはずもない。

 

明日も明後日も、

同じアルバイトと

同じ人生が続くー雷真は、本気で

そう信じていた。