コンピューター(ECM)不良による症状 後編/シボレーエクスプレス96-01 | AITHON CARS BLOG

コンピューター(ECM)不良による症状 後編/シボレーエクスプレス96-01

先日のブログの続きで、シボレーエクスプレス/コンピューター(ECM)不良 後編です。

 

コンピューター(ECM)の不良と判断した症状や僕の考えは、前編に書いてあります。

 

やみくもにECMを交換と判断した訳では無い事はわかっていただけると思います。

 

十数年前にも、これとは違う 1997年のシボレーエクスプレスのコンピューターを交換した経験がありますが、

 

このシボレーエクスプレスの症状は、「エンジンが止まる事がある」 とお客様からの修理依頼で、

 

特に機関的に問題は無く、症状も確認できない時にコンピューターテスターを繋げた状態で

 

コンピューターのライブデーターを確認しながら走行テストで たまたま渋滞にはまっていた時に、

 

突然 コンピューターテスターの通信が落ち 気付いたらエンジンが止まっていた って事がありました。

 

この後は、エンジンがかかる事が無く 力ずくでエクスプレスを道路の端に押したのですが、 さらに渋滞を起こしてしまいましたw

 

あの頃は若かったなw

 

いやいや とにかく、これは走行中にエンジンが止まる(エンジンストール)という症状でコンピューターテスターが通信できない状態になり、

 

コンピューター(ECM)不良で交換の決断をしやすかったですね。

 

 

昔行ったエクスプレスと違って、今回の2000年エクスプレスの症状は色々な事が起こったので

 

早い段階でECM不良と判断が難しかったです。 ただ、↑この状態だと9割5分はECMが原因の判断でも良かったかも?

 

今までコンピューター不良の修理を行った車輌は、コンピューターテスターを繋げても「コンピューター(ECM)不良」ってエラーは出てこないんです。

 

だいたい 自分(ECM)よりも 周りにある各センサーのトラブルコードを出してきて、あいつらが悪いって訴えてきます。

 

なので、ほんと治す側を困らせるんですよね。  こいつ安くないし・・・

 

シボレーエクスプレスの場合は、↑の様にECMの状態の確認と 1996-2001のモデルか?(2001年モデルはこのECMでない場合有)

 

この前期モデルの最終型2002年は、ECMが変更されているのでトラブルは無いかも?(2002年自体あまり見ていないだけか?)

 

 

腐食によって出てきている白い結晶は、水などによる腐食で間違いなく悪い状態です。

 

この車両データーが入っているECMのデーターをテスターで吸い込み、新しいECMにプログラムしていきます。

 

 

 

この作業は、車輌電圧の低下だったり操作を間違えた場合は 完全にデーターが飛んでしまうので いつも以上に緊張します。

 

プログラミング後は、エンジンクランクポジション数値を覚えさせて終了。

 

 

ブレーキマスターの下にあるので、ブレーキオイルがこぼれたり 雨水が入ってきたりする為、

 

コンピューターの上には、カバーをして直接かからない様にした方が良いですよ。

 

コンピューター(ECM)の交換後は、交換前の酷い状態が全く無くなり 普通に戻りました。

 

A/Tの変速から、ABSのエラーまで トラブルコードも点灯せず完璧に治りました。

 

普通だったら、ABSユニットを交換したり A/Tの内部を分解したりとかなり遠回りの修理になっていた可能性がありますね。

 

でも勘違いしないでくださいね。

 

エクスプレスは、コンピューター(ECM)の交換で全て治る訳ではありません。

 

今回のこのエクスプレスは、結果ECMが原因でしたってだけで・・・

 

もう古いクルマなので、ABS本体が原因のトラブルや、以前行ったA/Tの不具合も普通に出てくると思いますよ。

 

こんな記事を書くと、トーシロさんは 修理の近道を選んでECMを交換するのでしょうが、

 

修理は、「感」や「賭け」で行うものではなく 一つ一つ点検確認を行い、不具合の原因を潰していくのが修理です。

 

もちろん経験が多ければ、「感覚」で不具合の状態を感じ取り そこから原因を探る事もありますが、

 

「この車種は、ここが弱いからそこが原因じゃね?」で、ろくに見もせず交換して違かったなんて それ修理じゃねーしw

 

うちでは、特に 「問診」 が一番の近道だと思っています。

 

どんな状態なのか?、どう感じるのか?、どんな時に症状が出るのか?、最近行った作業は?、燃料はレギュラーかハイオクか?、エンジンオイルは何を入れているのか?、どれくらい所有してどれくらい使用しているのか?、高速はよく乗るのか?、どこでいつも診てもらっているのか?、チェックエンジンは点いたことがあるか?、などなど 僕と話した事のある人は大体聞かれていると思います。

 

車両がどんな状態なのか、これからのメンテナンスは何が必要か、色々とヒントがあったりします。

 

この問診が面倒な感じだったり、僕の話を聞いてくれなかったり、このクルマに対しての思いが全く無かったり、

 

もう買い替えるから安く治したいとかなんて言われると、もう 「ごめんなさい」 しちゃいますね。

 

もっと僕を必要としている人がまだ沢山いると思っているので、

 

そんな感じの方は、ガススタ(ガソスタ (僕はガススタって言う派))とか、オートバッ〇〇とか、CMでインパラ出してるイエ〇ーハッ〇とか行った方が、居心地が良いと思いますよ。 治るか知らんけどw

 

おー ひさびさのブログで 話が間違った方向へ行ってしまいました。  でも大体盛り上がっちゃうとこんな感じが出ちゃう。

 

最後に、愛車と思っているならば 

 

「 かかりつけの工場(お店) 」 が、あった方が良いですよ。 

 

故障を未然に防ぐことができたり、故障個所の特定が大体感じていたりすると思います。

 

自分で作業を行なう方も多くなったと思います。 それはそれで良いと思いますが、

 

いざって時に困ったり 大きなトラブルになったりしない様に、かかりつけ工場を見つけてた方が良いですよ。

 

あと、自分で作業をしたい人で マジでセンスが無い人は、マジでやらない方が良いです。

 

昔電話で、「オルタネーターってどうやって交換するんですかぁ?」って聞いてきたアホがいましたが、

 

最低限のセンスで、人に聞くよりも その物を観察して どうやって外すのかってイメージ出来るんですよ。

 

それが出来ない奴は、間違いなくセンスが無いのでクルマやバイクをイジッてはダメ!絶対!諦めて!

 

まぁ そもそも そんなセンスの無い人が、このブログを見ないって話しですねw

 

 

今回のシボレーエクスプレスコンピューター不良の話は以上!

 

いつか誰かの参考になると思い書きました。 いつも読んでいただきありがとうございます!

 

 

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