コンピューター(ECM)不良による症状 前編/ シボレーエクスプレス96-01
今回は、シボレーエクスプレスのコンピューター(ECM)交換。
この初代シボレー エクスプレス/GMCサバナ (1996-2001/2002モデルは除く)
新しいコンピューター(ECM)に交換が実施されていればトラブルは無いと思いますが、
一度も交換していない可能性がある場合は、トラブル回避を考え交換という方法も良いと思います。
※2001年モデルからコンピューター形状が変更されている場合があります。
↑ 新しいコンピューター(ECM)。 この形状のECMのトラブルが多いです。2002モデルでのECMトラブルは今の所無いしECMも変更されています。
で、なぜに交換修理になったのか?
エクスプレスはECMのトラブルがあると伝えてはいましたが・・・
この2000年モデルシボレーエクスプレスは、結構前からいろんな症状が出ていました。
1.ABSの警告灯の点灯
雨の日に点灯するとの事でした。
ただ、このABSランプは消えている時の方が多く テスターにてトラブルコードを調べるとスピードセンサーのエラーあり。
しばらくすると、ABSのトラブルコードはABS本体のトラブルコードも加わり様子を見ていました。
2.スピードメーターの動きが異常
調子良い時と、40キロくらいで100キロを示したりとABSの症状の後だったので、やはりスピードセンサーに問題あり!?
やはり雨の日に症状がでるとの事。←ただ症状が雨の日でも出なかったり・・・
症状が出ている時に、テスターを繋げて走行テストすると、コンピューターのデーターでも走行スピードよりも多く示している事を確認。
3.A/Tの変速が異常に早い
スピードメーターを確認している時に気付いたのは、A/T変速の違和感。
走行スピード15キロくらいの低速時に、メーター表示は60キロ。
テスターデーターですでにA/Tのギアは4速に入っている。 やはりスピードセンサーが原因でA/Tもギアをトップに入れた状態だろうと。
これも症状が出たり出ななかったりと・・・
4.走行中エンジンストール/信号待ちでエンジンストール (エンジンが止まる(エンスト))
この症状は最終段階で、ABSの症状が出てから年月が経ち、A/Tの症状も危険なくらい加速しないとの事で確認の為お客様の所へ引取りに・・・
自走にて店まで戻る途中、信号待ちでエンジンの震えが多くなり突然のエンジンストール。
エンジンのかかりも悪く、再始動後走り始めるもA/Tのギアはすでにトップギア(汗)。
シフトを1速に入れてなんとか走行。 信号待ちでまたエンジンストール。
なんとか到着するが、車庫入れ中にエンジンの回転が上がりブレーキをしている状態でも前に進んでしまいそうに・・・(大汗)
この時は、もうA/Tのデーターは、無茶苦茶。
勝手に1速にしたり3速から4速からの2速と、ある意味ポルターガイストw
ECM交換の決断
・エクスプレスは、A/T制御も(TCM)このECMで制御されている。
・スピードセンサーの数値は一度ECMに入ってからABSモジュールに行く。
・雨の日の症状が多かった。
・エクスプレスはECMトラブルがある。
・各センサーのトラブルコード数多く出る
・各センサーの単体数値の測定/テスターの数値との誤差
・ECMは、ECM自体が悪くても大体 他のセンサーのせいにするw
年数的に、各配線の劣化やアース配線不良なども考えられますが、↓この状態だとECM交換が妥当と判断。 後編へ続く・・・
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