シボレーエクスプレス /車検メンテナンス
まいどっ!
遠方からご来店いただきました。 2001年シボレーエクスプレスの車検メンテナンス。(1月作業車輌)
ご新規様の車輌なので、どんな状態なのか全体的に確認点検していきます。
まずは、GM車専用テスターをつなげて 各部のトラブルコードからライブデーターを確認していきます。
そのなかで タイヤサイズのプログラムを確認すると、 P235/75R15 のタイヤサイズが登録されていました。
P235/75R15 のタイヤ外径数値は、733mm。
今 装着しているタイヤサイズは、265/35R22 の外径数値は 744mm。
11mmの誤差は、ABSのスピードセンサーに誤差が生じる為 ABS作動に影響する可能性があり、スピードメーターにも誤差が出てきます。
コンピューター上のセッティングサイズが、このタイヤサイズ(265/356R22)の設定が無い為、外径が近いサイズに変更。
LT225/75R16の外径数値は、743mm となり 誤差1mm にセッティング。
次にエンジン部分を点検。 エクスプレスは、室内からエンジンフードを開けて点検します。
クーラント液が減るとの事でしたので まずは、エンジンインテークマニホールドを点検。
インテークマニホールドを確認すると、エンジン後部は湿っています。 オイル漏れと水漏れがありそうです。
↑最後の写真は、わずかな滴が垂れていますね。 拭き取って確認すると オイルでは無く 液体と確認。この隙間から垂れるのは間違いなくインテークマニホールドガスケットから水漏れとなるので、インテークマニホールドガスケット交換作業が必要になります。
ラジエタークーラントを確認でラジエターキャップを取外し確認。↓
あからさまにクリアな水。 ラジエタークーラント液の割合が少なく 水が多い状態。
ここは、GM専用のACデルコ製デキシクール(オレンジ色)に入替ました。
昔もクーラント系のブログを書きましたが、ラジエタークーラント液として使用するのに水だけの場合は オーバーヒートする?しない?
冷却部品や構造に問題が無ければ、基本は 水だけであっても オーバーヒートはしません。
じゃ、クーラント液なんて買わなくて良いじゃないか!って思いますよね。
クーラント液には、防腐剤が混ざってあり 液体を腐らせず 金属部の腐食も防いでいます。
水のままだったらどうなるか。 最初はオーバーヒートもしませんが、そのうち水は腐り始め 苔の様な不純物が出てきます。
この不純物が、ラジエターコアなどに詰まると水の流れが悪くなり オーバーヒートします。
それと、あっという間に エンジンの中を腐食させてしまい 錆の発生につながります。
あとこの時期に非常に寒い地域のだと、水だけのクーランントは、凍ってしまいます。
なので、クーラント液って大事なものです。
話を戻して、 点火系を点検。
車両下回りを点検すると、パワーステアリングポンプから パワステオイル漏れ確認。
ホースから漏れではなく、ポンプ本体から漏れていますね。 リペアが必要です。
↓ ATクーラーパイプから ATオイル漏れあり。 液体ガスケットを塗った形跡がありますが、今後交換が必要です。
↓ ACプレッシャースイッチから ガス漏れをしている様です。 今年の夏前にエアコンの確認をした方が良いと思います。
四輪ブレーキ廻り点検。 キャリパーに塗布しているグリスが スレッドコンパウンドを使用されていました。
よくドラム内のグリスで使用するのを良く見ますが、キャリパーにはあまり使用しないんですけどね。
ここは、よく掃除をして キャリパーグリスを改めて塗り組付けしました。 ↓
ドラムもスレッドコンパウンドを使用されていましたが、最近のデーターではこのスレッドコンパウンドがホイールシリンダーのブーツを損傷させるとの事。
これも 綺麗に洗浄して ドラム用のグリスを塗布して ドラムを調整しました。
足回りも点検。 ↓ アッパーボールジョイントブーツ切れあり
コントロールアームのブッシュ劣化あり。 今後 強化ブッシュの打替えをお勧めしますよ。
一通り点検して インテークマニホールドとパワーステアリングは 今の所先に作業をしたほうが良いですね。
その次に トルクが落ちた感じの マフラーをやり直したいですね!
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