アメ車の基本(GM系メーターパネル その⑥) | AITHON CARS BLOG

アメ車の基本(GM系メーターパネル その⑥)

みなさん、おは こんばん にちわ!!

まいどアイトーンカーズの加治です!


長々続いたこのネタ。やっと最終回! 飽きている方もいらっしゃいますよね~。

今回は、メーターパネルに出てくる「チェックランプ」を一通り説明して、

一先ずこのネタを終わりにしたいと思いますよ!読んで再確認して下さいね!

最後なので、かなりの長文になりそうです・・・


アメ車の基本(GM系メーターパネル その⑥ チェックランプ) いっていみよっ!




↑ チェックエンジンランプ(サービスエンジンスーン)

★上の写真は、年式や車種によってマークが違いますが意味は一緒です。

「エンジンに異常があります。すぐに点検して下さい。」の意味です。

ですが、エンジン本体に異常があると言うよりも、エンジンを制御しているしているコンピューター(ECM/PCM)が、エラーを認識する事でこのチェックエンジンランプが点灯します。

★エンジンには数多くのセンサーが取り付けられています。これらのセンサーの数値が異常な場合に、コンピューターがエラーと認識します。

★チェックエンジンランプは、一度点灯するとエンジンコンピュータがエラーデーターを憶えています。(82から95年まではバッテリーを外すと消去してしまいます)

そのデーターは、トラブルコード(DTC)と言い、これをコンピューターテスターを使用しコードを読取ります。



GMの専用コンピューターテスターは、テック1・テック2・MDIがあります。

★あくまでもテスターやトラブルコードは、修理整備を効率良く進める補助的な物です。
必ずしもテスターを使ったから、トラブルコードを消したから、クルマが治る物ではありません。 純正テスターが無いと治せない事もありますが、トラブルコードの意味を分かっていないと根本的な原因追求にはなっていない事があります。

★最近は、修理をせずに個人の方や修理の知識が無いショップが、汎用のテスターを使用してトラブルコードを消してしまう事があります。 点いたら消す、点いたら消すを繰り返していると、二次被害で他の部分を損傷させる可能性が高まります。 

例えば、「O2センサーのエラーが点いたとします。O2センサーは、エンジンを正常に動かす為の大事なパーツの一つです。そのままにしていると、完全燃焼する事が困難になり触媒(キャタライザー)を詰まらせてしまう事があります。さらにはエンジン内部で完全燃焼出来ない為に、大量のカーボンが発生しエンジンにダメージを与えてしまいます。」

もしくは、「O2センサーが悪くなってしまう原因が点火系又は燃料系などにあり、O2センサーを交換してもすぐに壊れてしまう。」とかね。

あとは、消されてしまうと修理に時間がかかってしまうので消さないで修理に出したほうが良いですね。それと、チェックエンジンランプが「いつ点いたのか?」「エンジンを始動したら点いたか」、「高速走っていたら点いたのか」、「エンジンの振動が出てきて点いたのか」、「何も変わらないけど気付いたら点いていたのか」は、修理する方へ伝えた方が良いですね。


★アメ車は、アメリカで走る事を考えて作られています。突然エンジンに何かあった場合に、場所によっては生死に関わるかもしれません。その為、運転手に伝える手段がチェクランプです。

意外と世界一排ガスに厳しいと言われている「カリフォルニア」。エンジンに不具合があれば排ガスの濃度は悪くなります。なので、かなりシビアにチェックランプが点灯する様になっている様に思います。
アメ車はよく壊れると言われますが、これも一つの要因かもしれませんね。


チェックランプが点いた時は冷静に・・・。

もしその時、彼女とデート中とか家族で旅行とかでアメ車で走行中に、突然チェックランプが点灯した時はビックリすると思いますが、そこは冷静に対応して下さい。

その時、あからさまにクルマの状態が悪い場合は安全な場所へ移動させて、スムーズに格好良くロードサービスを呼んで下さい。
心の中で、「ざけんなよ!」と叫び 彼女や家族には「面白い事になっちゃたね~!ガハハハッ!」と頭がおかしくなるぐらい笑い続けてください。

走行中、特にいつもと変わらず、メーター類も異常が無い様であれば、ちょっとスピードを落として片腕を出しながら心の中で「何かおかしい感じは無いか?」と冷静に様子を見て下さい。
コンビニやパーキング等があればクルマを止めて落ち着きましょう。
くれぐれも彼女や家族に不安を与えてはいけません。
エンジンを再始動した時にもしかするとチェックランプが消える時もあります。
ただし、何か原因がありますので近くのショップで診てもらいましょう。







ABS(ANTILOCK)ランプ



ABSとは、急ブレーキをかけた時や滑りやすい道でブレーキを踏んだときに、タイヤがロックして滑らない様にするシステムです。 

★年式によって「ABS(アンチロックブレーキシステム)」のマークか「ANTILOCK」と表示します。両方同じ意味です。

★このランプが点灯する時は、ABSが動いた時 または ABSに問題がある場合になります。

★ABSランプが点灯したままの状態では、ABSが動きません。但しブレーキ自体には問題はありません。

★点灯したままの場合は、トラブルコードが出ているのでテスターを使用して修理を進めます。



CHECKGAGES(GAUGES)チェックゲージランプ




★↑写真のランプです。これはよく聞かれるランプですね。


GAGESやGAUGESと二種類ありますが、意味は一緒です。

★そのままですが、「メーター(ゲージ)をチェックして!」というチェックランプです。

燃料計の針が空に近い場合や、油圧計が異常に低下した場合、電圧計が異常な動き、水温計がオーバーヒートなど、メーターパネルにある計器が異常な動き/針の位置の場合に点灯します。

勘違いされる事もありますが、このランプが点灯した場合はトラブルコードは検出されません。


タイヤプレッシャーランプ



★アメリカでは、タイヤプレッシャーセンサー(モニター)が標準装備と決まっています。 

★タイヤの空気圧が減ると、とこのチェックマークが点灯します。

★社外ホイールに変更した事によって、プレッシャーセンサーが取付けできない場合はこのチェックランプが点灯したままになります。



セキュリティーランプ



純正でついているセキュリティーが機能している時に点灯します。

★車種によっては「THEFT」「SECURITY」と点灯します。

これはチェックランプの部類には入りません。ただの僕の書き忘れ。



新しいモデルのクルマは、まだまだありそうですが基本はこんな感じでしょうか。

今思い出しましたが、「ディライト」とかもありますがまた何か機会があった時に説明しますね!


長々と このメーターパネルネタが続きましたが、知らないよりか知っていた方がイイですよね!

最後まで読んでいただきまして有難う御座います!


また違うアメ車の基本ネタも書きますので宜しくお願いします!

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