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「誰も代わってくれないんです。」
彼は、泣きそうな顔をして、助けを求めて来たそうです。
しかし、店長は言いました。
「あなたにとって、友人と野球をする事は大切かも知れないけれど、他のバイトから
したら、単なる遊びなの。あなたは、他のバイトが遊びでキャンセルしたい時に
代わってあげたの?それもしないで、自分の都合の時だけ『代わってくれない』なんて
虫がよすぎるんじゃないの!」
彼は、20歳の大学生アルバイト。
大学に行きながら、友人と作った野球サークルの活動に熱心でした。
彼にとっては、1大学、2野球、3バイトでした。
その日の翌日は日曜日。彼は、急に野球の試合が入り、バイトを代わってくれる仲間を探していました。
しかし、誰も代わってくれない。
このままでは試合に行けない。
代わりを立てないバイトのキャンセルは厳禁です。
いつもは誰かが代わってくれるのに、今回は全員が口をそれてダメだと言います。
店長が言う様に、彼は他のバイトが代わって欲しい時には、大学があるから、野球があるからと
代わって上げていません。
でも、彼が野球の時は、今までは誰が代わってあげていたのです。
まあ、しゃあないな~と言う感じでです。
でも、とうとう、みんな怒ったのです。
あまりにも勝手でしょ!
彼は、自分が中心でした。
野球仲間も、バイト仲間も自分の都合になんとか合わしてくれていました。
彼にとっては、両方とも大切です。
でも、その大切さを維持する為に、彼は自己犠牲はせずに甘えだけでしのいで来たのです。
彼は、何度も何度も全員に順に電話でお願いをしました。
同じ人に3回も電話しました。
結局、とうとう最後に、一人のバイト仲間が、代わってくれました。
彼は、ようやく気がつきました。
大学も、野球も、バイトも全部両立させたい。
仲間を大切にしたい。
その為には、自分のことだけを考えていてはダメなんだ。
さすがは現代っ子、ころびましたが、ただでは起き上がりません。
その後、彼は、SNSを使って、バイトのスケジュール確保の仕組みを作ったのです。
不足部分やキャンセル希望の情報を全部公開して、その空白スケジュールを
埋められる人が自主的に手を挙げられる様にしたのです。
もちろん、この仕組み、ルールを動かす為に必要な事を彼はわかっていました。
それは、自分が率先垂範する、と言うことです。
それから彼は、人が変わった様に相手軸に立つひとになりました。
自分の空き時間をフルに活用し、それを人の為に使い、自分自身のしたいことも出来るような環境を、
いえ、人間関係を構築して行ったのです。
おかげで、お店の方も、不足ラインが埋まるようになり、店長の負担がぐっと減ったのです。
最初は、自分本位の20歳の大学生に、社会生活で大切な「相手軸思考」を身につけさせるのは難しいかな、と店長は思っていました。
しかし、彼は自分でそれに気づき、さらにもっと高いレベルに到達したのです。
あなたの前にいる、ちょっと自分勝手な「おこちゃま」にも是非チャンスを上げて下さい。
あなたは、キッカケ作りをしてあげる、それだけで良いのです。
彼は、きっと、大きく成長するためのチャレンジをする事でしょう。
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