・竹林の中では、女性が衣服をまとわずヤーマをする姿も、しばしば見かけた。
・彼女達の姿を見ていると、森の草木や竹達との無言の交流に、
恍惚としているかの様であった。
・こうした時、上空によく鳥がやってきて、ゆったりと旋回することが多かった。
これは偶然だろうかと思っていたら、M老人は祝福のサインなのだと教えてくれた。
・性エネルギーが活性化し、上空まで見えないエネルギーのスピンが形成されると、
鳥達がこうしたサインを見せるのだと、彼は言うのである。
・信じ難いことだが、私が見た限り、これは真実の様であった。
・女性達の体のしなやかさは、目を見張るものがあり、誰もが柔らかい。
・子供達も、この広場に集まっては、まるで曲芸師の様に
前転や後転をして、楽しんだりしていた。
・村の少女達からヤーマについて教わったことの中で、
1つだけ強く印象に残っていることがある。
・それは、体のどこかを伸ばす時、その伸ばした個所(カショ)が、
精霊が発現する場になるのだという、彼女達の認識である。
・ヤーマのあらゆる型は、体のどこかに精霊の発現する場を
作る為のものなのだと、彼女達は言う。