苫米地英人 ハイパーラポール その1 臨場感
苫米地英人 ハイパーラポール その2 ホメオスタシスフィードバック
苫米地英人 ハイパーラポール その3 空間コントロール1
苫米地英人 ハイパーラポール その3 空間コントロール2
苫米地英人 ハイパーラポール その4 ストックホルム症候群1


空間の被支配者が支配者に対して強い親近感をもつ。


ストックホルム症候群の由来。

1973年。
スウェーデン・ストックホルムで銀行強盗事件が発生した。

犯人は数人の男女を人質にして、
1週間にわたり、警察との攻防戦を繰り返した。

無事に救出された人質たちは、警察に憎悪を向け
強盗犯たちを擁護する証言を次々に発言しだしました。

そればかりか、
人質の1人は強盗犯の1人と結婚してしまった。



命が危険に晒される極限状態に身を置かれると、
その空間の支配者に対して強い親近感・恋愛感情
などが引き起こされてしまいます。


デートに応用するなら、
ジェットコースターやホラー映画、
肝試し、お化け屋敷、ハイキング登山、ゴルフなど
ドキドキしたり恐怖を疑似体験できるものがイイのですが、

恋愛映画や仲間との肝試しは、
主人公や仲間に比較されて負ける場合があるので避けましょう。

それと、
2人きりのハイキング登山やゴルフなどは、
日常と切り離されている上に、2人という連帯感を高めてくれます。


「2」という数のグループは、
対立・分裂という要素を持つので、
役割分担や主従関係をはっきりさせて、
一対(いっつい)の関係になる必要があります。



対等な関係で同じ空間で同居が維持される場合、
ドメスティック・バイオレンスという関係で、
劣等感が高いほうが、物理的に主導権を得るために
加害者になると予測できます。


ホメオスタシスの同調が進むとマンネリになる。



苫米地英人 ハイパーラポール その1 臨場感
苫米地英人 ハイパーラポール その2 ホメオスタシスフィードバック
苫米地英人 ハイパーラポール その3 空間コントロール1
苫米地英人 ハイパーラポール その3 空間コントロール2



ハイパーラポール理論がメインの苫米地英人の書籍、
『一瞬で相手をオトす洗脳術 禁断の「一目ぼれ」テクニック【特殊音源CD付】』
では、

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あなたが「理想の人」に見える!
あなたを信頼したくなる

だれしもが潜在的に持つヒーロー像や理想のタイプ。
記憶の中に眠るそうした像を、
相手の視覚野に映る<あなた>と
ひっくり返す方法があるのです。
「一目ぼれ」テクニックは、脳の盲点をつき、
デジャヴ現象を強制的に引き起こすものなのです。


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として、
ハイパーラポール理論で相手に自分を一目ぼれさせるテクニックが、
最も意識されやすい「視線」を使って解説されています。


漠然と「目力」といわれるモノの解説にもなってます。

・臨場感を高め情報的身体を大きくするためにリラックスする。
・相手に緊張を与えない距離ギリギリまで近づく。
・相手の目と目の間に焦点を合わせる。
・次に、相手の顔の前20~30センチに目の焦点を合わせる。
・次に、相手の顔の後ろ20~30センチに目の焦点を合わせる。
・視線の焦点を移動させることで、相手の脳に揺さぶりをかける。
・相手の目が振動を始めたら、催眠誘導状態に入った状態のサイン。
・目が振動したら、間髪をおかず自分の顔を見せることで、
 自分の顔を刷り込むことができる。

というものです。


これは、
相手の心理に影響を与えやすい視線を使って、
ストックホルム症候群と似た効果をだすものです。


もちろん、
このテクニック単独で使えるレベルになるには、

・目の焦点の移動訓練。
・腹式呼吸や気功などのリラックス法。
・実践と検証。
・ホメオスタシスの同調。
・空間を支配する方法。

のマスターが大前提になりますが、

経験で言えば、シチュエーション作り無しに、
視線だけで一目ぼれさせられる人は、
超一流のホストやホステスさんレベルの
男女の機微に通じた人じゃないでしょうか?

また逆に、
目力というとシャープな印象を受けますが、どちらかといえば隙が多くて(リラックス)
愛嬌があるウサギのような目をしている人は、危なかしくって「カワイイ」「守ってあげたい」
と男女の区別なく思わせる傾向が強いです。


逆もまた然り。


苫米地英人 ハイパーラポール その1 臨場感
苫米地英人 ハイパーラポール その2 ホメオスタシスーフィードバック
苫米地英人 ハイパーラポール その3 空間コントロール1


空間を支配するというのは、
主従関係を演出するということです。

特別なことではなく、日常に溢れています。

・医師と患者。
・教祖と信者。
・先生と生徒。
・強盗犯と人質。
・社長と平社員。

肩書き、威厳、立場、環境、雰囲気などの要素によって、

言語を介さずに、ヒエラルキー(階層的支配構造)を作り、
相手の脳にあなたの身体的身体が大きいと認識させます。


その上で、
提案、指導、補助の形で求めているものを提供することで、
相手にメンター(師匠)としての敬愛や尊厳を含む親近感が生じます。

恋愛においては、
別の要素や駆け引きも必要になります。