ようやく頭の手術から回復して来た私は、
もう直ぐ小学一年生を迎えようとしていました。

一方、後継ぎの兄は、どんなに貧乏していても自立心を養い、早く社会に適応して行ける人間にしようと、幼稚園に通わせたのです。

集団生活の中でも知恵を持つて、生き抜く力を
発揮できる子供にしようと、
苦しい家計の中から、無理矢理捻出した金を吐き出したのです。

私の時になると、苦しい生活環境が続いていたので、 最初から通わせる事は選択肢になかつた様でした。

妹二人は年子で、2才と3才違いでした。体が小さく、病弱だった私は、母からすると、