わたしのものがたり7…運命のひとをください | 宇宙と地面と手づくりの暮らし

宇宙と地面と手づくりの暮らし

私に楽しく,私たちに幸せで星にとってうれしい暮らしをめざして

 

前回の続き。

世界が,えげつないルールでまわってることを知った。

世界にはもちろん,誠心誠意生きてる人はたらいている人もたくさんいるけど

知れば知るほど,ルールはみんなのためを思ってのそれじゃなかった。

 

いまじぶんはどんな場所でいきてるのか。

どんな状況なのか。。。

普通はきっと気にならないようなこんなことばっかり,私は考えていた。

 

ある日も。

私は大学の帰り道,友達もひとりもいないし一人で帰っていて,

頭の中は日本の老後問題について考えていた。

「日本って一見不自由なく暮らせてるようだけど,老後,働けなくなったとたん

切り捨てる社会構造だよな?金持ち以外は。

生産性なくなった途端はぐるまからポイっとなげだされ,途端に生活が苦しくなる。。。。」

とかって考えてると,頭の中で

「おまえ,そんなことばっかり考えてたら,だめだよ」

と声がした。ほんとに笑

すると,ゴゴゴゴゴーーって音が近づいてきて,スケボーに乗った男子が

私を追い越して行った。

だんだん遠くなるその姿。

駅へ向かう大学生の列,警備員に注意されつつ遠ざかるその後ろ姿。

なんか恋に落ちたよね(笑)

彼は,のちのち私の夫になるひとなのでした。

 

それまで10も年上の人とかと付き合ってきて,

本当に好きになった人と付き合ったことはなかった。

次はワインを知りたいからそんな人と。とかって思ってた。

でも20歳を超えて,いろいろ世界のこととか勉強して,

自分をもっともっと知りたくて自分本来にかえりたくて,

人とも話さず友達ともあそばず内省,内省,内省の日々。

 

自分にとってこの人生で必要なものは何??とか,

自分シンプル化もして

(自然,パートナー,ロマンチック(情緒性)とこの当時は思った)

伊勢神宮にも足繁く行ってかみさまの存在もかんじて信じて,

その結果,

つぎ付き合う人は・・・・・・もう一生のパートナーに出会いたい

遊ばなくていい,お金持ちじゃなくてもいい,

高級すし屋なんていけなくてもいい。

素朴でいい。でも私にぴったりで,運命の人ってほんとにいるのなら

わたしにもうください。そして,ニコイチの存在でいさせてください。

誰にわかってもらえなくてもいい,でもパートナーの片割れその人には,わかっていてほしい。

そんなひとをください。

 

と神様か宇宙的かなにかにお願いしていたのでした。

というか自分で決めていたのでした。

 

すると出逢ったわたしのニコイチ。

2012年,梅雨でジメジメマックスですべてをあきらめたあの日(そのときは巻き髪命で,湿気が高いと一瞬でストレートになってしまったため(笑)),

ニューヨークの仲間が集うあるゲストハウスのパーティー(一切怪しくないし,ぱりぴ的でもない)に

偶然たった一回後にも先にもたった一回誘われて,行った先にいた彼。

第一印象は,「この人は私のことを好きだ,または好きになる」という女王様のような感想(笑)

空間でその人を捉えて,なんとなくそう思い,

知り合いになったのでした。

 

私のニコイチって,きっとバリバリ系で私と同じく社会問題について詳しかったり,

「改善してやろう!!」みたいなバイタリティー溢れる人だとおもってた。

志は,おなじだぜ みたいに。

 

でも私の彼は・・・・・・

そういうことには基本興味なく,見解も比較的一般より。

議論すると,温度差にさみしくなるくらい。

変えてやる!なんて意識はなく,私に関してはおすきにどうぞ・・・・・

宇宙?興味ない,それって都市伝説的な?

・・・・・ってくらいの噛み合わなさ。

 

でも,知れば知るほどわたしにないものをたくさん持っていた。

というか真逆。

私が大雑把なら彼は緻密で,

わたしがぶっとんでいたら彼は地に足がつきまくっていた。

なんなら職業も,私は生まれ変わってもなれなさそうな分野。

派手さはないけど,安定感ばつぐんで計画的でおだやかで,そしてなによりも

この激しい物体(わたし)をナチュラルに受け入れられるキャパの広さ。ありがたい。

 

彼は,私と同じ年だけど,私に壁を感じずに普通の女の子としてせっしてくれた,

初めての人なのでした。

疎外感感じまくりのわたしにとって,それはそれは嬉しいことだった。

 

あと,外見なんてどうでもいいって思ってたけど,

この人は私にとってタイプだった。顔がっていうよりも,雰囲気とか身のこなしとか

服の感じとかが。

いくら中身重視といいつつも,ここは結構重要であとあと効いてくるよね

人がどう思おうが,私がいいと思ってドキッと(笑)したらそれでよいのですな!

 

正直,彼が運命の人かはこども二人もうんどいてわからないけど,

でも出会って8年。。。

まだ恋的に好きだし,愛してるよ。