be peaceful | 持続可能な社会を創る私の日常

持続可能な社会を創る私の日常

オーガニックプランナー/プロデューサー 不器用に、でも真っ直ぐに生きる石田香織のブログです。

今日は午前中、お弁当の納品をして、とても久しぶりに、「誰かのために、作る」という作業をした。(実質、作ったのはキッチンスタッフで、私は詰めただけなんだけど)

ここ最近、もっぱら料理は自分のため。それも週に1度すれば良い方・・・という有り様なので、新鮮な気持ちでおかずや玄米、出来る迄に関わった人たちの働きに感謝をして、口に運ぶ人たちの幸せを願い作業をさせてもらった。
誰かの為にこう作業をするのがこんなにも幸せな気持ちにさせてくれるのか・・・とそんな思いを抱きつつ、

作業を終えて向った先はオーガニックセミナー。
今日は第一回目なのでテーマは「オーガニックって何?」というところから認証制度、遺伝子組み換え作物、野菜の選び方まで幅広いもの。

一つ目の質問の「オーガニックってあなたにとって何ですか?」というのには大きく分けて2つ回答があった。

■それは、有機JAS法に則り、かつ第三者(認定機関)の検査をクリアし、認証された農作物(加工食品含む)です。

■それは、ライフスタイル。生き方です。お店をやっていて、最近感じることがある。
オーガニックが認知され始めている。そして、求められ始めている。

今迄つきあっていた生産者から、「注文が多くてもう出荷できる物が無い」という声を聞く事も増えて来た。
持続可能な農業の応援と発信を目的においているので、その現象が嬉しい反面、この流れに少し不安な気持ちも抱いている。

311の原発事故により日本の食の「安全かどうか」が改めて注目されている。
そしてオーガニックや自然農法を波及してくれた「奇跡のリンゴ」の木村さん。
私は、311以降の脱原発的な風潮がある中でこう思う、「私たちは今、どう生きるか」を問われている。と。

どう生きるかっていうのは、何を選択するかによって変わると思うのだけど、ただただ流行かの用に「オーガニック、自然栽培、無農薬」と言葉に踊らされて居ないだろうか?どこか、他者を批判・差別するように物を見ていないだろうか。
どんな物だって、100%、誰かが、誰かの為にしている事。
そこに善悪のものさしは必要ない。

事実を知り、何を選ぶかは、自分次第。

自然栽培の中では害虫、雑草という概念は存在しない。
全ての生き物たちは「必要だからそこに存在している」

人間だって進化している。
虫や草、自然界に生きる全ての生命は進化し続けている。
全ての存在は響き合っている。