やっとの週末を迎え、
土曜授業の息子を学校に送り出し、
昼前になっても、ベットから出てこない殿に

「朝ごはん用意してあるから食べて。お風呂もお湯入れるだけになってるから。」と声かけて、
「バスタオル干してあるから、夕方とりこんで。」ダメもとでお願い。
あとは…
「今日はフリード乗ってっても良い?」

フリードなら、ハンドグリップが付いていて、

母が自分の都合に合わせて乗り降りできる。
「え?フリードは置いてって。おかあ乗せるかもしれんから。」

モヤモヤしながらも「殿も自分のお母さんを大事に思ってるからな」と言い聞かせて、
ロードスターで、山越えグネグネ道の最短ルートで実家へ。

我が家と実家の、ほぼ中間の距離に父の入院した病院がある。
車を走らせながら「妹は、仕事の後に、この道を往復するんやよな…」とか考えていた。

実家に到着し、

家にいた母と、ちょうど仕事から帰ってきた妹と、お正月ぶりの再会。
「次は、ゴールデンウィークかと思ってたのにね。」

父の入院時の様子や、妹や母の状況を聞きながら一晩過ごして、
妹が、病院との往復に時間を取られているから、買い物ができてないことが判明。
「じゃぁ、明日は、お母さんと私で買い物に行こか?
妹が帰ってきたら、みんなで何か食べに行こ。」


母の行きたい店を回った。
腰椎4本を圧迫骨折して、腰が曲がり、杖をつく母。
私の車は、殿がルンルンで買ってきた、2人乗りスポーツカー。
車体が低く、シートが沈みすぎて、乗り降りが大変で、申し訳なかった。
お尻からシートに座るけど、足が持ち上がらない。
足を持ち上げて補助をした。

買い物中は、買い物かごを持って隣に付き添った。
母は、日用品や保温性の高いの肌着を買い、スーパーで食材を買い…

スーパーでは「カートは、お母さん持つわ。杖をつくより楽なんやよ。」
嬉しそうに、買い物をしていた。

「前は、野菜は畑で採れたんやけどな。もう作れてなくて、草ぼうぼうやわ。」
 

母の美容院は、急すぎて予約が取れなかったのが残念だけど、
地元で人気の小料理屋さんで、3人で夕食を食べて、

また、土日に来るからと、帰宅した。
 

※年明けに起こった救急搬送の回想です。徐々に書いていきます。