こんにちはnikoshibaです。
前項を見逃した方は、このnikoshibaブログの項目(下部)から専門店マニュアルでご案内しています。(専門店のノウハウを全て公開しています。こちらの専門店マニュアルでは今までのアップ分をご覧になれます)
商品搬入
①商品が入荷したら、各、商品毎のレイアウトの前に、運送業者に置いていただく指示をします。
空きスペースをうまく利用する事が重要です。この事で二度動かしが無くなり、効率的な作業が可能となるのです。
②商品検品と伝票の整理は、新スタッフの中で、今後の商品担当を誰にするかを考えながら検品を指示します。ベテランを一人付けるか、または、メーカーさんに依頼し、一緒にしてもらうことで、スタッフ教育を兼ねる事が出来ます。
③検品が終了して、価格がついていない商品は、ベテランと新スタッフとで組んで値付け、及び陳列に入ることです。
これも、オープン後に役立ってきますので、必ず、そのことを意識したが良いでしょう。
注意点として、メーカーさんの応援がある場合は依頼をして、任せた方が効率的です。その他の部分は、この段階での陳列はアバウトで良いのです。
綺麗にしたがったり、ディスプレーをしたがったりする人がいたら、後で良いからと注意をしましょう。なぜならば、このことが作業を遅らせ二度手間になることが多いのです。
後で詳しく説明しますが、采配者は常に全体を見回して、重要な部分、例えば伝票の整理、手持ち無沙汰の人がいれば指示する。無駄話をしている人には注意をする。空いたケースの片付け等の指示をする。自身が作業に没頭することなく、采配を忘れないことが重要なのです。
開店までの采配はビジネス全体の采配にも通じるものが多いので、この作業の采配が出来るか、否かで、将来の会社の采配を担える人材か、どうかが分かると思います。采配するためには、もちろん、前もっての準備があったかどうかで決まるのです。
④采配者は消耗資材、備品の整理をしながら、各メーカーの伝票上の不足分、商品の入荷遅れの分があれば、各メーカーへ直接交渉して開店に間に合わせる事が重要です。
肝心なことは采配する場合の心得は、全体の流れをスムーズに作り、間違いなどが起こらないよう、常に気を配ることが必要です。
商品の陳列
全て検品し、正しい値札が付いているか、チェックしながら棚割表に基づき陳列していきます。
※棚割り表とは、この商品をどこにどのように並べるかを記入した表になりますが後日アップしたいと思います。
①値札がついていない商品は値付けを行なう。
②検品者は必ず、日付と名前を受領印の所に記入する。
③検品済伝票は『検品済箱』を作り、その都度、そこへ入れる。
この他にも『送り状入れ箱』、『検品未伝票箱』を作り、必ず判別し易い様に区分する。
伝票と納品された商品の数量が異なった場合、伝票の『訂正後数量』欄に正しい数量を記入する。
④不良品及び発注外商品があった場合、一時『不良品/発注外商品入れ』をストックルームに作り、陳列終了後、まとめて返品の処理をする。
⑤イベントコーナーの設置
オープニングセール及び販促に基づいたイベントコーナーを設置する。
⑥ディスプレー
作業が終わった段階で、ディスプレーを始める。壁面は空間に大きな額縁があるイメージで、そのイメージの額縁の中でディスプレーする事で、誰でもが上品なディスプレーが可能になる。
⑦POPをつける。
定番商品・特価商品のPOP及びショーカードをつける。
本部からのPOPで不足分は手書きで作成しておく。
⑧最終チェック
全体を見て、おかしな所がないかチェックし、完璧な売場に仕上げる。
などなど、 常に 前に学んだPDCAの考え方で采配をする人次第で、効率よく仕上げができ、なおかつ経費削減ができるか、それとも、それに携わる人が多くの人数が掛かり無駄な費用が増大するのか、そのことを意識しなくてはなりません。
次回に続きます。
このnikoshibaブログの、カテゴリー「売れる専門店構築」専門店マニュアルで順次公開したいと思います。
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