どーもこんにちは、毎日結構な量、フランスから届くプロモーションメールをいちいち解約しておりますりょーこです。
ベルばらネタが続いた流れで、今日明日ともう少々フランス語の話題を続けますね。
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フランス語で「さようなら」は「Au revoir(オルヴォワー)」と言いますが、これって直訳すると「また会う時に」ってことなんですよね。
普段はなんてことなく、ただの挨拶として頻繁に使っていたこの言葉ですが、本帰国が迫っていた頃にこの言葉を使う時は、なんだかしみじみしました。
また会う日、来るのかなぁ、来るといいなぁ、って。
フランス生活は本当に大変だったし、早く日本に帰りたいという気持ちはもちろんだったんだけど、いざ去るとなったらやはり寂しいもの。
エタデリューの日は「あぁこの田舎道を走るのもこれで最後か」と思い、学校の敷地内に入った時も「今日でこれが最後か」と思い…。
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ところで、フランス語にはもうひとつの「さようなら」、「Adieu(アデュー)」があります、こちらのほうがご存知の方多いのでは。
Au revoir(また会う日まで)と違って、さらば、二度と会いませんね、という意味合いのさようならです。
フランスに行くことになって、横浜でそれまで通ってたダンス教室に最後に行った日、帰る時に先生に「アデュー」って言われたんですよね。
その時私アデューってフランス語だって知らなくて、「アデューってフランス語ですか?なんかあんまり響きがフランス語っぽくないような…」なんて言っちゃって、先生が「そう?フランス語だったと思ったけどな~」なんておっしゃってたんですが…。
ベルばら読んだら、アデューがいっぱい出てくるんです…きっと先生、ベルばらで覚えたんだろうな…(笑)
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…って、ここまでは結構前に下書きしてあったんですけど…。
実はこの後ベルばらアニメを観進めて行ったら、まさにこのAu revoirとAdieuの使い分けシーンがあり。
オスカルとアントワネットが最後に会うことになるシーンでしたけどね…日本語版でもわざわざ「オウ ルボワール」と本来の発音とはかけ離れた発音でふたりに言わせて、直後のナレーションで「また会いましょう」という意味だという説明を加えておりました。
フランス語吹き替え版ではアントワネットが「Pas adieu, mais au revoir.」と言ってましたね。
そしてオスカルの最後の言葉が、原作では「Vive la France(フランスばんざい)」なわけですが、新しく生まれ変わる祖国への思い入れがそれほどないアニメ版では、バスティーユ陥落を見届けていないということもあり、最後の言葉は日本語発音での「アデュー」でした(ちなみにフランス語版では特別な最後の言葉はなく、心の中でアンドレを想いながら…というかんじでしたけども…昨日も書きましたけど、フランス語版のラストのほうが、原作に近いニュアンスが出ていて私は好きでしたね…てか日本語版もアデューとか言ってないでアンドレの名前呼んであげなさいよ…)。
…でもまぁ、アニメ版ずっと見てたら、結構頻繁にAdieuが出てきてたんですけどね…意外と使うのね?ってかんじでした(多分現代の現実社会ではそんなことないだろうけども)。