L'état des lieux | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

さて、12月17日(火)、退去のエタデリュー(直訳すると、部屋の状態、ってことですね)について、ぼちぼち書きましょうかね…。

 

もう、結構頑張って掃除しましたし、壁の穴も埋めたし、ペンキも同じ色は無理ながらもなんとか近い色を調達して塗ったりしましたけども…。

 

約束通り11時に、オーナーさんとそのお母様(なぜ…)、そして不動産屋と、リロケーションカンパニーの方(新居のエタデリューの時にも来てくれた方)が集まりまして。

 

とりあえずオーナーさん、部屋全部お母様と見て回ってましたけど、見終わって「すごくきれい」って言ってたので、とりあえずは胸をなでおろしたのですが。

 

その後ひと部屋ずつのチェックが始まって…引っかかったのが4点。

 

まずひとつが、ランドリールームの壁の塗装。

 

この部屋、小部屋で、洗濯機と乾燥機を置いてあって、基本的に乾燥機ってずっと使ってなかったんだけど、秋になってから天気が悪くて外干しできず、室内干しでは乾きが悪く(なにしろ暖房調節が好きにできなくて寒い家だから!!)、ダンナが洗濯物が匂うというので乾燥機を使うようになったんだけど、洗濯機も乾燥機もうるさいので基本使用中はこの小部屋を閉め切ってたんですね、それが悪さをしたらしく、壁のペンキが浮いてきちゃってぼこぼこしちゃってて(水ぶくれみたいなイメージ)。

 

でも、別に塗装がはがれてたわけでもなく、しかも故意に何かをしたわけでもなく、普通に生活をしてるうえでの経過なので、気に留めてなかったんですけど…「これ何?」と引っかかり…。

 

で、誰かがその膨れたところをいじったら、みるみるペンキがペリペリ剥がれ。

 

…これは家の保険でどーちゃらこーちゃらとか話が始まり…イヤイヤイヤイヤだってこんなの経年劣化の一種でしょ?!と思うわけだけども…。

 

ダンナと、こんなことなら全部ペリペリ剥がして白ペンキ塗っときゃよかったな、と…。

 

ふたつ目、新品だったベッドのマットレスにちょっとシミがついてると。

 

何かした記憶は全くないんだけど、新品だったと言うもんで、まぁ我が家の誰かが何かをしたんでしょうね。

 

それから、洗面台とお風呂場の蛇口や排水溝などの銀色部分、そこが石灰がついたままで白くなってると。

 

…ここの掃除に辿り着くころには、私もうだいぶ疲れ果ててて、ちょっと完璧にはできなかったんだよね実際…てか、なかなか取れなかったってのもあるんだけど、そもそも最初から白かったと思うんだけど、とは思ったんだけども、その証拠もないし(ちゃんと写真撮っとかないとダメだね)。

 

フランスではこれも完璧に落としておかないとダメなんだそうな。

 

アパルトマン、もうひとつの洗面台があって、そちらは黒くてカルキ汚れがすごく目立つので、そっちはだいぶ頑張って丁寧にやったんだけど、指摘されたほうは白い洗面台で、なんかちょっと油断してた…。

 

最後、備品のあれこれが…シーツが2枚ない、クッションがふたつ足りない、スプーンが1本足りない、ってかんじ。

 

はぁ?!ってその時は思ったんだけど…帰宅後よくよく思い返したら、スプーンは、もしかしてこれ?ってのが確かに我が家に1本、あとシーツってか、掛け布団を2枚買い取ったので、それにシーツをつけっぱなしにしてきたから、多分それのこと(それくらい布団買い取り価格に込みでいいじゃねーかよ…!)、あとクッションは、私自分で買い足したつもりでいたんだけど、多分買い足したのはクッションカバーのほうで、クッション自体は確かに用意されてたものだったかも…なので持ってきちゃったってことに。

 

…でもね、これ、何が悪いって、私達、この備品のリストを持ってなかったので事前にチェックができなかったってこと!!

 

入居時のエタデリュー自体、丁寧にやった記憶が全然ないんだけど(書類にダンナのサインはあったんだけど…でもこないだ今の家に入居する時にやってもらったようなひと部屋ひと部屋の丁寧なチェックは絶対なかった!!)、その時は別のリロケーションカンパニーの方が立ち会ってくれて、その方に全部丸投げだったこともあったけど、そのエタデリュー関連の書類とかも私達の手元には一切なかったのね。

 

なので、備品がどんなかんじで把握されてるのか、全く分からなかった…分かってたら全部ちゃんと残しておいたわよそりゃ。

 

…一方、あんなに気を遣ったのに、壁のペンキの色が違うところとかは、全くノーチェック。

 

これは新居のエタデリューの時に言われたんだけど、壁の色が気に入らない時とかは、入居者が塗り替えちゃっていいんだって、それは入居してる人が快適に暮らせることが最優先されるからっていう理由らしくて、退去時に色を塗り直す必要もないと。

 

なので、自分で開けた壁の穴さえふさいでおけば、壁の色や汚れなんかはそこまで気にしなくてもいいってかんじっぽかった(でもあくまで私見ですので!!念を入れるに越したことはないですよ!!)。

 

それから、だいぶ気になってた、IHクッキングヒーターの白くなったのもスルー。

 

…なので、なんか、ここ引っかからないのにここ引っかかるのかぁ、みたいなのが、すごい意外だったりとか…。

 

ま、そんなこんなで…鍵を返して、オーナーさんから家具を買い取った額を支払ったり、最後は書類にサインしたりして、約1時間で終了。

 

このアパルトマンも約1年9ヶ月でおさらばとなったのでした。

 

しかし…オーナーさん、ちょっとした小物、「あーもういいわよ処分面倒だから好きなの持ってって!」みたいなの、ちょっと淡い期待を抱いてたんだけど…全然お話にならなかったね…ティースプーン1本足りないとかさ…(苦笑)

 

私達が部屋チェックしてる間、お母様がそのスプーンやらなにやらを全部数えてて、その後はお母様、残ってる家具家電をスマホで一生懸命写真撮ってまして…ネットで売りに出すんでしょうねきっと…でもお前の言い値じゃ絶対売れねーよ!!!!!値切られまくってしまえ!!!!!

 

…ま、私がどなたか家を探されている方にアドバイスできるとすれば…家具付きは極力やめたほうがいい、ってことですね…余計な労力が増えるだけです、ほんっとに…初期投資大変でも絶対自分のもののほうがいいですよ…。

 

…で、その後年末年始挟んで、なんだかんだいろいろありました…壁の件で保険屋とやり取りしたりとか…あと前の不動産屋が、必要書類にサインしてほしいからって持ってきたり、それをサインした後に不動産屋に届けたり、そういったことで地味に時間の拘束があったりもしました。

 

で、1月に入ってから前オーナーから連絡があり、1月11日(土)にアパルトマンに来るからその時に足りなかった備品を持って来てほしいとのこと。

 

そんなわけで、おととい土曜日、はなのダンスが終わってから、お届けしましたよいろいろ、ティースプーン1本とか!クッション2個とか!布団カバー2枚とか!他にもちょいちょい、返しそびれてたものがあったので、いろいろと。

 

それと同時に、壁の件もちょっと話しましたけど…これについてはまだ解決を見ず…また後日書くことにしますが、なんだかなぁってかんじ。

 

なんか、結局、賃貸って、オーナー次第だよなぁ…。

 

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ちなみに昨日はまたイケアと隣のカストラマへ。

 

カーペット買って、これでようやくほんとに完成形かな。

 

イケア行くと半日潰れるので、もうしばらく行きたくないです…。