ハイ!!!!!題名の通り、実はそんなことがありました!!!!!まーーーーー大変でした!!!!!
半年間ずっとこの件が解決しなくて気持ちがモヤモヤしてた関係で、ずっと伏せてきた次の秋休みの旅行先…アイスランド。
航空券や宿、アクティビティなどを予約し始めたのが、3月のことです。
フランスからアイスランドに行くには、航空会社はアイスランドエアー(フラッグキャリア)か、WOW AIR(LCC)、どちらかだったんですけども、そこまで大きく値段が違ったわけではないのですが、でもアイスランドはレンタカーで回る関係で、そんなにたくさん荷物は持っていけないので、もともと預け入れ荷物が料金に含まれているアイスランドエアーより、預け入れ荷物の料金は追加支払いのWOW AIRのほうがその分安かった、それから発着時刻もアイスランドエアーよりいいかんじだったってのもあり…ネット上で口コミを見ても評判よかったし、じゃあこれにするか、と、決定。
そんなかんじで、ひと通り、できることは終わらせた状態で、あとは半年過ぎるのを待つのみ、ってかんじだったんですけど。
3月29日、届いた一通のメール。
それは、WOW AIR経由で予約していたレンタカー会社からのメールでした。
「ご存知かもしれませんが、WOW AIRは運航を停止し、全てのフライトがキャンセルされました。もし車をレンタルできない場合は期間内にキャンセルして下さい」
…。
…。
…。
はい?!?!?!?!Σ( ̄□ ̄|||)
もう、一気に血の気が引いて心拍数爆上がりだよね…。
…そこからはもうね、必死ですよね…。
LCCとはいえ、4人往復、合計800ユーロ以上払ってるわけなんです、約10万円!!!!!このお金どうしてくれんのよ!!!!!
で、まずはWOW AIRのHPを当たったところ、確かに操業停止のお知らせが。
いろいろニュースも上がってて…私が当初見たのはちょっともう見つからないけど、とにかくこんなかんじ→「格安航空会社のWOWエアが突然の廃業!全便キャンセルで、乗客は大混乱」
当然ながら、ダンナと、アイスランドどうするって話になりましたが、アイスランド自体はやはり行きたいので、すぐにアイスランドエアーで予約取り直しました…致し方なし。
…で、まずやるべきことといえば…WOW AIRのHP、↑赤い四角で囲いましたけど、「まずは航空券を買ったクレジットカード会社に当たってみて下さい」っていう、人に丸投げな記載があり。
でも、実際、そういうものなんだと思います、最近いろんな航空会社が立て続けに潰れてるみたいですけども…私が日頃から拝読しているブロガーさん達の記事にもいくつか上がってましたが、たとえばこちらとか↓
ここでもやはり、「まずは航空券を買ったカード会社に連絡してみて」、というかんじですものね。
しかしね、この↑の会社は、まだそれでも良心的なほうですよ、事前に、もうチケットの販売を保留してたわけで、やばい雰囲気出してたわけでしょ。
WOW AIRの場合、ひどいのが、結局最後の最後まで、WOW AIRからの連絡は一切なかったってことなんです。
つまり、私達は本当にたまたま、航空券を予約し終わった後に、「レンタカーも一緒にどうですか?」という広告に引っ張られてそのままWOW AIR経由でレンタカーを予約したので、↑のメールを受け取ったわけなんだけども、もしもレンタカーを別のところから予約していたら、もしかしたら今の今まで、というか、搭乗の直前まで倒産したことに気づかなかった可能性が高いんですよ…これって本当にひどいですよね。
しかしながら、私達は幸いにして気づけましたので…まずはカード会社、といってもうちのカードは銀行のカードなので、ダンナと一緒にいつもの銀行に行き、事情を説明したところ、意外なほどにあっさりと、じゃあ払い戻しの申請をしますね、と。
要するに、詐欺に引っかかった的な扱いで申請してくれたようで、そのため、しばらくしたら、私のそれまでのカードを破棄、新しいカードと交換、となり。
この調子ならうまくいくかしらと思ったら、ことはそううまくは運ばなかった。
しばらくして銀行から届いた1通の手紙…「まずはWOW AIRの清算人にいついつまでに申し立てをして、それがうまくいかなかった場合はやり取りの一式を提出して再申請して下さい」(※「清算人=民法・商法の規定により、解散した法人(会社または各種組合など)の清算事務の管掌に選任された人」広辞苑より)。
まじか…orz
まぁ、そりゃそうだよなぁ…銀行だって、そんないきなり、全然自分達に関係ない話で払い戻し要求されたってなぁ…。
てわけで、その清算人とやらにクレーム申し立てを送らなきゃいけないわけなんだけども…アイスランド語とか絶対無理だし、最低英語じゃん?この法的な書類、どうやって私が英語で作れると???
…てわけで、英語堪能なKさんに泣きついたところ、Kさん、速攻ネット調べて、フォーマット送ってくれまして…もはや神(号泣)
で、そのフォーマットに、航空券情報や金額の情報を書いて、それを証明する各種書類もプリントアウトして添付して、書留にてアイスランドへ発送。
しばらくしたところ、その清算人サイドから、メールが届きまして…ここから先はちょっとメールのスクショ添付するのはなんか怖いのでしませんけども、要するに、「WOW AIRの債権者リストに登録するためには、添付した正式なフォーマットを利用して、8月3日までに送付して下さい、8月16日に最初の債権者集会が行われるのでその後に何らかのコメントを発表します」とな。
てわけで、早速、その正式なフォーマットに情報入力、他に前回送ったクレームや、前回同様の航空券情報とカード引き落とし情報、そして確かに送りましたという書留のやり取りをスキャンしたものも添付し、メールと郵便(書留)で同時送付(そしてここで宛先と送り主を書く場所を間違えて自分に送られてきたというミスをやらかした私…)。
このあたりで再びKさんにも助けていただき…既に神の域を超えている(号泣)
その後5月25日には、「あなたのクレームは受理されました」というメールが届いたところで、あとは8月になるのを待つばかり。
…で、その8月。
23日のことになりますが、メールが届いてまして(最初迷惑メールに振り分けられてて、たまたま届いた数日後にチェックしたからよかったんだけど、危なかったよ!!!!!)。
まぁ予想の範囲内なんですけど…「6000件近くの申し立てがあり、合計で1510億ISK(約1300億円)でした。 これらの請求のうち、ISK50億以上は、賃金および年金拠出の優先請求でした。一般的な無担保の申し立てについて対応できる資金はありません」。
つまり、あなたのお金は払い戻せません、と。
ま、速攻、再び銀行だよね…。
このメールをプリントアウトしたものを持って行って、こういうわけで再び請求お願いしますと。
その日、私はこの清算人とのやり取りの一切合切を全部持って行ってたんだけど、受け取られたのはこの最終結論のメールと以前に銀行から届いた手紙(一旦清算人に連絡してねってやつ)だけで、大丈夫かよこれ…って思ってたら、案の定後日銀行からメールが来て、「WOW AIRとのやり取り送ってくれ」と…ほらー!と思いつつ、メールのスレッド全部と、添付書類全部送信。
で、9月26日朝に口座をチェックしたら、全額払い戻されてました…と!!(銀行のアプリにはじかれまくってインストールし直してすごく面倒だったのとか←しかも初めてじゃない、もう全てどうでもよくなったww)
かいの誕生日でしたけど、私達的にも最高のプレゼントでした!!
…とまぁ、そんなこんなでして、ほんっとに大変な半年間でした…。
こんなことが水面下であったもので、どうにもこうにも、秋の旅行のことは、あまりオープンにできなかったというか、気持ちよく「アイスランド行く!」って言えなかったんですよね…。
でもこれでようやく大っぴらに言えます!!かいのプレゼンの前に決着ついてよかった!!(笑)
…イヤしかし、私、フランスに来てから散々セルフプロデュース旅行してますが…何度も書きますけど、ほんっとに、引きが悪いですよね…普通、こんなの引かないよ?!
この倒産が起こったのとほぼ同時期に、ドイツの高速鉄道の突然のキャンセルや、ダンナの給料額が間違ってていきなりガクッと減った件なんかがあって、本当にこのあたりは生きた心地がしませんでした。
こないだの、潰れる宿を予約した件なんかもそうですが…ほんと、正直、こちらにはどうしようもないことばかり。
でも、すごいのが、これだけネタの宝庫なのに、今のところ実害がほぼないってことね…!!
ほんっとに大変なことばかりで、やたらサバイバル能力ばかり上がっていくけど、実害がないところになんとか救われてここまで来ています。
しかし…今回の教訓としては…
・早すぎる予約は危険?(でもさー、早割とか、あるじゃんねぇ)
・LCCは要注意!(私も、口コミとかは見たんだけど…でも経営状態自体をチェックする必要があるかもね…どうやってチェックするのか知らんけど…)
・使うカードは信頼できるものを!(大手銀行のカードでよかった)
・予約終わって安心!じゃなくて、日にちが先のものは時々チェックしといたほうがいいかも(今回みたいな、ひとつも連絡よこさないパターンもあるわけで…これ、デッドラインの8月3日までに気づかなかったら完全にアウトだったろうし)
…みたいなかんじ?あとなんかありますかね?あったらぜひ教えて下さい…(苦笑)
…結局のところ、突然の倒産なんて、私達にはどうしようもないですし、完全に運ですけどね…。
ともあれ!解決したので!心置きなくアイスランド楽しんできたいです!\(^o^)/