フォンテーヌブロー城 | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

昨日はハードな1日を乗り切り、夜は航空券や宿の手配もひと通りすませ…。

 

今日も1日外出予定なので、朝のうちに晩ごはん作りまですませました。

 

そして今日のお話は…。

 

10月7日(日)、フォンテーヌブロー城へ行ってきました。


フランスでは、毎月第1日曜日に入場料が無料になる美術館が結構あるらしいんですけど、実は冬場はお城も無料になるところが結構あって、今年4月にコンピエーニュ城に行った時はたまたまその恩恵にあずかったんですが、いよいよ冬シーズンに突入ですので、これからは毎月第1日曜日は無駄にしないで使っていきたいと思っていまして。


そんなわけで行ってきました、世界遺産フォンテーヌブロー城。


日帰りで気軽に行けるところということで選びました、グーグルマップ様によると片道1時間半。


行きはダンナに運転してもらいましたが、ぴったり1時間半。



車でとりあえず前を通り過ぎた時は、「あれ???これが世界遺産???」ってくらい、なんていうか、あっさりしたかんじに思われたのですが…。


とりあえず少し離れたところに駐車場(有料)があったので車を停めて、歩いて向かいます。



ここはナポレオンがエルバ島へ流される前に別れの演説をしたことから「別れの中庭」と呼ばれる場所らしい。


そもそもこのフォンテーヌブロー城というのは、「もともとはパリの王族がここの森で狩りを楽しんだときに泊まる小さな家だった所へ、フランソワ1世からナポレオン3世まで歴代の君主が次々と建物を継ぎ足してできたのが今の姿。だからこの城をひと回りすると、12世紀から19世紀初頭までの建築様式をパノラマ式に見ることができる」との、地球の歩き方のお話。


パノラマ式に見えた部分は、またのちほどお話しすることとして…とりあえず入場、毎度お決まりになっていますがダンナとかいのみオーディオガイドを借りる(1台3ユーロ)。

 

内部は、ナポレオン1世博物館、教皇のアパルトマン、グラン・アパルトマンという3ヶ所で成り立っています。


最初は博物館、いろいろ展示品がありましたけど…ナポレオン家の皆様の肖像画だとか、彼が征服した国の絵が描かれたお皿だとか、ナポレオンの野営テントの再現だとか…ダンナは最近ナポレオンの本を読んでいるので、ナポレオンの博物館はとても興味深かったようです。


その後教皇のアパルトマンからグラン・アパルトマンへと進みますが、まぁ毎度のことながら、贅沢だよねぇ…ってかんじです。


フラッシュ使わなければ写真撮影可能っぽかったので、いくつか撮ってきました。



いつもながら…シャンデリア、よく落ちないよなぁ…。



ヴェルサイユの鏡の間にちょっと似てますね、鏡ないけど。



本がいーーーーーっぱい並んでいました。



三位一体の礼拝堂、だそうです。


館内をひと通り見終わったところで、もう13時だったので、一旦外へ出て、すぐ向かいにあったレストランのテラス席でお昼を食べましたが…寒かったうえにあまりおいしくなかった(少なくとも私のスパゲッティは)。


まぁでもフランスにしてはさくさく接客してくれて料理もスムーズに出てきてくれたのはよかったです、値段もまずまずだったし。


さて、再び城に戻り、今度は裏手に広がる広大な庭を攻めていきます。


とりあえずイギリス式庭園なんですが、



こんな、


アホなこともしつつ…。


そしてお次は、大きな目的のひとつだった、ボート!



実はうちのダンナ、ボートが大っ好きでね。


この日は朝のうち雨だったので無理かな~と思ってたんですが、無事に乗れました。


ただ、30分で大人が5ユーロ子供が3ユーロと結構なお値段だったので(日本なら700円くらいで乗れるよ!多分!)、私は乗らずに撮影係に。


撮影しながら池を徒歩でぐるっと1周。



こんな遊歩道が続いていて…。



水面に映るお城がきれいでした!


水×城って最強!と個人的に思う(完全に余談ですが私の出身高校は水城高校というところです)。


そんなに大きな池ではなかったのでのんびり1周したあたりで、ボートも終了の時間になったので、再び合流。


次に攻めるは大花壇。



どこの城もそうだけど…庭が、広いよね、無駄に…。


イヤ、きれいでしたけど。


そしてかいとダンナはここを走って1周。



ここにも変な人が…(笑)


お花、きれいでしたけど、まぁ春に来たらもっとすごいんでしょうね。


ここは庭園だけの入場なら無料らしいので、シャンティイ城より良心的ですね、近くに住んでたらちょいちょい来ちゃうかも。


で、この写真でも分かりにくいんですが…建物が、建築様式の違うものが連なってるんですよね、最初に書いた通り。


この写真だと、中央の建物と、右端に少し写ってる建物が、様式違うのが分かるんじゃないかと。


多分ですけど、工事中のところも、ちょっと違うんじゃないかな…?多分ですが!!


あと、奥にはさらにだだっ広い公園が広がっていまして…。



運河…すごいよね、シャンティイ城もすごいけど。


まぁ、こちらは今までのエリアの軽く2倍はあるかんじだったのでパス。


で、最後にディアヌの庭園だけは見ていくことに…私ディアヌ好きなので。



ここは面積的にはそれほど広くなかったですけど、きれいに手入れされていました。


そんなかんじで、ひと通り周って終了!


かなり満喫して、15時半くらいに出たんですが…駐車場入れたのが11時で、9.5ユーロも駐車料金取られてしまいました…入場料無料だったからいいけど、なんかあんまり得した感がない(苦笑)


まぁでも、とても楽しめました!


子供達もボートを楽しんだり、公園走ったり、はなはお気に入りの絵を見つけたり、お昼も子供達はおいしかったみたいだし、満足できたんじゃないでしょうか!


また来月第1日曜日、別のお城に行ってみようと画策しています。

 

ちなみに…行きは1時間半でしたが、帰りは私が運転したんですけど、遅い車(馬運車)につかまっちゃったり、ちょっとした渋滞があったり(渋滞と言うほどでもないけど)、2回道を間違ったりして、2時間かかっちゃいました。


でも、日帰りで気軽に行ける距離の素敵なお城だったと思います。