Amiens | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

もう完全に蓄膿化してますね…やらかしたわ…。

 

ちょっと、処方薬の残りで様子を見ることにします…。

 

さて、本日は、日曜日に行ってきたアミアンについて書こうと思います!


アミアンまでは我が家から車で約1時間半弱、世界遺産の大聖堂の塔に登れるのは14時半からだということなので、そんなに朝急いで出かけることはなく…10時前くらいに出発したかな。


行き帰りとも運転はダンナが頑張ってくれましたが、広い畑、かわいらしい集落、立ち並ぶ風力発電の風車など、車窓からの景色も楽しめました(私のスマホはナビに使ってたのでこのへんの写真はないのですが…)。


アミアンに近づくと、もう遠くからでも確認できるとても大きな大聖堂!


とりあえずそこ目指して進むも…できればちゃんとした駐車場に停めたいと思ってぐるぐるあちこち回ったんですが…なにしろフランスで路上の有料パーキングに停めたことがなかったし、こういうところって事前に何時間分って決めて払うじゃない?その時間通りにいかなかったらどうなるの?っていつも思うんですけど…でも結局めぼしい駐車場が見つからなかったから、大聖堂からほど近いサン・ルー教会の目の前の路上に停めまして。


さて料金を払おうかと思って機械を見ると、なんと日曜日は無料と書いてあるじゃないか…なんだ~ぐるぐる回った時間損したね…と。


てか、あちらこちらの道路で大規模な工事をしていて、それでナビがちゃんと働かなかったということもありました。


ともあれ、まずは最初の目的地、そのサン・ルー地区。


地球の歩き方によると、その地区は運河沿いにカフェやレストランが建ち並ぶ楽しい一画、だそうで。


ちょっとたどり着くまでに迷っちゃったんですが…でも、迷ってる間の街並もかわいかった!



しばらくふらふら歩いたんだけどイマイチ場所がはっきりしなくて、じゃあとりあえずお昼だけなら駅のほうでもいっか…と、駅のほうに向かっていたら、偶然たどり着きました!



すごい賑やか!かわいい!なにここ!


奥に大聖堂も見えますね。


とりあえずひと通り店を見てみることにして、この賑やかな通りを通り抜けます。



通り抜けた反対側から見るとこんなかんじ。素敵!


でも、通ったところ全体的に、いつも結局ファーストフードに納まってしまう我が家的にはお高めで、どうする?なんて話しつつ…でもちょっと安そうなところもあったから確認してみない?って戻って、迷ったけど結局、「Restaurant Le 31」というお店に決定。


表にあったメニュー表で、ムール貝推しだったのと、あと子供メニューがあったことが決め手。


入口から入ろうとすると、すぐに愛想と貫禄のいい店主と思われる男性が迎え入れてくれて、運河側ではないほうのテラス席に案内してくれました(テラス席はほとんど予約席だったな)。


英語が通じなかったので、なんとかフランス語を絞り出し、子供メニューふたつと、ムール貝、それからサラダをひとつ注文…ムール貝とサラダは大人でシェアして、もし足りなかったら近所にあったスパー(!)でなんか買おう、と(笑)


さて、さっそく出てきた子供のプレート。



ポテトとハンバーグ、飲み物、それから食後にアイスが出て、10ユーロちょっと。


子供達満足そうでした。


大人はこちら!



ムール貝のポット…スープがいろいろ選べたんだけど、よく分からなかったのでチーズをチョイス。


これがとってもおいしかった!


セロリもとってもいい味出してたし!


子供達も最初は敬遠してたけど、一度食べたら「おいしい!」となって、結局結構食べてました(笑)



サラダもおいしかった~!


特に、右下のがサーモンなんだけど、これがおいしかった…周りに置かれているのがクリームチーズで、これもおいしかった…。


案の定、ムール貝もサラダも結構な量があったので、もう充分おなかいっぱい!


定番のパンと、おまけらしきポテトもついてたしね。


これで50ユーロくらいだし、店員さん達みんな感じもよくて、トイレもきれいだったし、大当たりなお店でした!ごちそうさまでした!


さて、腹ごしらえがすんだところで、いよいよ大聖堂に向かって歩きます。


その途中の道が…またほんっとにかわいいったらない!!



なにこのキュートさ!日本じゃ絶対似合わない!(笑)


かわいい街並にテンション上がりながらしばし歩くと、すぐに到着!



威風堂々、というのは、こういうののことを言うのでしょうね…もはや圧倒される佇まい。


こういうのって、写真では見たりしても、やっぱり現場で本物を見た、その空気感たるや…とても筆舌に尽くせず。



中央入口のアーチ部分。


イタリアに行った時も思ったけど…ほんと、どんだけ細かいんだよ、ここまで誰が見るんだよ、と思わずにはいられない。


信仰とは恐ろしいものである…。


さて、大聖堂自体の内部には無料で入れるので、とりあえずは内部へ。


この日、外は30℃くらいあったんですが、中はひんやり。



本当に…とてもじゃないけど写真では伝えきれません。


これは中央の通路(身廊というらしい)ですが、ここの高さが、フランスで一番高い42.3メートルなんだそうです。



身廊をまっすぐ進むと、祭壇に行きつきますが、こちらはこれ以上は進めません。


周りがぐるっと柵で囲まれていますが、その柵越しに一番奥の中を見ると…。



すごいですね…ここ開放して使うことあるのでしょうか?



こちらは側廊…これも十分高い。


両側廊の周りには、いろいろな絵画や彫刻などがありました。



絵の上の彫刻の人が、「矢が刺さってる…」とショックを受けていた子供達(苦笑)



マリア像。



ステンドグラスが美しい…!


これにはステンドグラス大好きなはなが大喜びでした。


中を回ってる途中からパイプオルガンが響き渡り始め、子供達ビビり始める…まぁ実際ちょっとパイプオルガンの曲って怖いかんじあるよね(苦笑)


どこで鳴ってるんだろうと思ったら…。



中央入口の真上にありました。


さて、そんなわけで、内部をひと通り回ったあたりで、もう14時半になっていたので、塔に登ることに。


大人6ユーロ、子供無料ですが、チケット売り場で無事にチケットを買ってから(フランス語でね!)、入口がちょっと分かりにくかったんだけどなんとか見つけて(場所の説明もフランス語でされたので聞き取れなかった…)、登り始めることに。


ざっくり説明すると…大聖堂、正面から見ると3つの扉がありますが、開放されているのは左の扉のみなんですね、それでまずそこから入り、内部の右扉の裏側のほう(右扉が開いてたとすればそこから入ったらすぐの場所)に塔への入口の階段があったのでした。


そしてまずは、右の塔をひたすら階段で登っていきます!



こないだ凱旋門にも登ったけど…凱旋門より登りにくい階段だったな、とりあえず狭いし、石が斜めなかんじだったり、滑りそうなかんじ…手すりも凱旋門みたいにしっかりしてないというか太い綱だし…。


まぁでも、とりあえずここまでは順調でした。



中間点の回廊に到着、ここは高さ30メートルなんですが…怖い…っ!


なにが怖いって、手すりがそんなに高くないので、かいがぴょんぴょん歩くのがめっちゃ怖い…!それくらいじゃ落ちないのも分かるけどでも怖い…!



景色としてはこんなかんじ。


かわいい街並ですね。



真下の広場なんですが…えーと、仮にも、日曜日、世界遺産の大聖堂前広場が、こんなに閑散としてるもんですか?(苦笑)


てか、アミアンの街中も、びっくりするくらい人がいなかった!!


一体皆さんどこにいらっしゃるんですか?ってかんじでしたわ…。


この回廊を、右から中央、そして左へと突っ切っていきます。



中央のバラ窓を真下から撮影したもの。


ちなみに…うち、ダンナが、めっちゃ高所恐怖症でして(そのわりに登山するというのがよく分からないんですが)、ここ相当怖がってました。
なんとか左まで突っ切ってきたのはいいんだけど、ここからさらに、今度は左の塔を最上階まで登っていくんです。


で、ここのポイント、降り口にもなってるようで、下へ続く階段もあったから、もう無理だから下りる…なんて言いつつも、結局ここまで来たから登らないともったいないという気持ちが勝ったようで、最後まで登りました。


しかしこちらの階段が、さっきまで以上にちょっと怖くて…途中暗くなったりしたこともあり、子供達も怯えながら登っていましたが…私が大丈夫大丈夫言いながら登らせて、ようやく登り切りました!



302段!(ちなみに回廊までは125段でした)


凱旋門とそんなに変わらないけど(凱旋門は284段らしい)、歩きやすさが全然違いましたね。


さて、いざ外に出てみると…。



さっきとほぼ同じ方角の写真ですが、高くなってるの分かりますかね~?


ここが高さ66メートル。



別の方角の写真。


でも、ここは、さっきの回廊より、あまり恐怖心を感じなかったんです。


というのがおそらく…。



階段疲れた~のふたりですが…(笑)このように、周りがしっかり網や柵で囲われていたからだと思います。


非常に狭い空間で、そもそもの面積が小さい場所の中央部分に屋根のようなものがあって、その外周しか歩けないので、人とすれ違うのもやっとというところでしたから、見るものもそれほど多くなく。


ここにはガイドさんがいて、質問したいことがあれば英語で聞ける、と登ってくる前に聞いていましたが、彼の周りには何人もの観光客がいて、フランス語で語る彼の話に耳を傾けていたので、私達はなにも聞けそうにないなと思い、一周したらすぐに下りることに。


…にしても…。



…芸が細かいというかなんというか…(笑)


こういう大聖堂とか見るといつも思うけど…こんな屋上の一番上とか、誰が見るんだよ一体?!っていうとこまで全部装飾されているっていう、これは一体なんなわけ?


この聖堂は68年という「短期間で」完成したものらしいんですけど…その中でこういう装飾にかかる時間って一体どれくらいなんだろうなぁって思ったりします。


さて、下りることにしましたが、下りる階段、途中の回廊からこの塔のてっぺんまでの階段は両側通行で、幸いにも誰ともすれ違わなかったですけど、これすれ違うの狭くて結構大変だと思います…。


回廊以降は一方通行なので順調に下りられました。


てわけで、世界遺産の大聖堂を満喫した頃には、もう15時半くらいになってたかな、ぼちぼち帰らなきゃねってことで車に戻り、ただ地球の歩き方に「コンクリートの父と呼ばれる建築家、オーギュスト・ペレによって建てられた近代的な」アミアン駅と、その駅前にそびえ立つ「同じくペレ設計の」ペレ塔、と書いてあったのがちょっと気にはなるところだったので、車でさくっと駅近くに行って路駐して、駅を見てきましたが…。



うん…まー…なんも言えねー(笑)

 

手前に小さな噴水と水遊びしてる子供達がいたのはかわいかったです。


そういや街中にちょっとした水路があってそこで足をつけて休んでる人とかいたけど…水絶対汚そうだった(苦笑)




逆光で見にくいけどペレ塔…こちらも同じく(笑)


塔の前の道路は駅前の道路になるわけですが…こちらもだいぶ閑散としていたかんじです…一体どうなっているんだ休日のアミアンは…。
観光地としてはかなり穴場かもしれません…(笑)


さて!そんなかんじでアミアンを大満喫して、あとは車で帰ってきましたが…その後私の体調が崩れたことはすでに述べた通りでございます…。