年に1回、東京に来てくれるコーガンズ。
昨年末にドラマーが脱退したので、今年は東京ライブないのかなー、と思っていたら
突然、SNSで東京ライブの告知が
しかも、神田SHOUJIMARUで。
4バンドの対バンライブとのことで、長丁場~、と思いながら中入ったら、
そこは、整髪料の香り漂う60年代ロカビリーの世界になってた!
革ジャン・リーゼントにキメた妙齢のお兄さんたちがいっぱい、
そしてステージには金髪リーゼントの3ピース。
もう、それだけでわくわくしちゃう
the BACK DROPs
「カバーしかやりません」笑
と、宣言して、往年のヒットナンバーをどんどん演奏、
フロアではツイストでガンガン踊りまくるお兄さんたち。
名古屋からやってきたとのことで、
地元のお客さんをたくさん連れてきたみたいだった。
次のバンドも、名古屋のバンド仲間とのことで
名古屋弁が飛び交う中、めちゃめちゃ盛り上がっていた
JOHNNY GUITERS
こちらは年期の入ったオリジナルロックバンド、
黒スーツにサングラスがきまってて、ステージングもばっちり。
同じ名古屋仲間が大いに盛り上げて、すごいおもしろかった^^
3番目が、お待ちかねコーガンズ。
そーっと最前に移動して、ギターの斜め前あたりへ。
コーガンズのよさは、バンドの「運命共同体」感。
強力なリズム隊と名曲の数々、メッセージ性のある歌詞。
そして、何より好きなのがギターの音。
真空管アンプでもトランジスタでも、
どのライブ会場で聴いても、必ず中尾さんの音になってる。
ゴールドのレスポールからは深くて柔らかい音、
前に出すぎてないのに、確実に印象に残る存在感。
今回は、ジャズコーラス、ジャーンってかき鳴らしただけで
あー、今年もこの音だー、ジャズコーでもこの音だー、
聞けてよかったーって思った
新しく入ったドラムの方も、とってもかっこよかった。
スネアの音が、前のドラマーと比べると軽やか、
一方で、大迫力のベースとばっちり合った力強いバスドラが
おなかにドンドン響いてくる。
やっぱり、大好きな最強のリズム隊だった
そして、ジンロウさんの圧倒的な熱量の歌声、ぐっとくる。
「悪いけど、いい曲しかないけんね」という
自信にあふれたMCもすごく好き。
名曲「ライオンの船」では、なかなか拍手が鳴りやまず、
バンドメンバー自身が「すごいなー」ってびっくりしていた
いや、ほんとにすごかったから。
コーガンズの興奮が冷めやらぬ中、トリはテリーマルテラーズ。
一度、見てみたかったので、対バンで見られてラッキーでした
ベースの寺岡さんは、リクオバンド以来だから2〜3年ぶりくらいかな。
で、やっぱりめちゃめちゃカッコよかった(><)
ベースはもちろん、立ち姿がステージ映えする。
最初からぴょんぴょん跳ねて跳ねてパンク、バンク!
3人とも、歴戦の戦士感がありながら
ボーカルのテリーさんが「高校生のノリでやってる」という通り
とにかく明るくて楽しいライブだった。
生き生きした章二丸さんと寺岡さんのリズムが心地よく、
体が勝手に動いちゃう感じ。
4バンド目で、だいぶ酔っぱらってきたお客さんをうまくいなしたり、
上手に乗せてみんなを笑顔にしたり、
本当に安心して見ていられる大人のバンドでした。
最後はみんなでセッション。
3時間半立ちっぱなしで、終わってみるとまあまあキツかったけど
それ以上にとにかく楽しいライブ、最高でした