近年、生成AIの登場を背景に、中小企業でもAI活用への関心が高まっています。
業務効率化や人手不足への対応策として期待される一方、導入したものの思うように活用できず、止まってしまうケースも少なくありません。
その一因は、「AIを導入すること自体」が目的になってしまう点にあります。
AIはあくまで経営課題を解決するための手段であり、何に使うのかが曖昧なままでは効果は出にくいのが実情です。
また、現場の実情に合っていない導入も、定着を妨げる要因になります。
実際には、難しいことから始める必要はありません。
例えば、会議後に議事録の要点をまとめさせる、日々の営業日報の文章を下書きさせる、問い合わせ対応でよくある質問への回答文を作成させるといった使い方です。
見積書の説明文や提案書のたたき台を作るだけでも、作業時間の短縮につながります。
重要なのは、小さく試し、使いながら工夫していくことです。
AI導入をきっかけに、自社の業務の無駄や手間に気づけること自体が、大きな価値になるのではないかと感じています。

