顔にヤケドを負った娘を病院に連れて行かず放置した母親は離婚し少なくとも3人の男と付き合ってきた。 | あいせきさん

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顔にヤケドを負った娘を病院に連れて行かず放置したとして、埼玉県警は11日、同県狭山市のマンションに住む母親で無職・藤本彩香容疑者(22)と同居する内縁の夫で空調設備作業員・大河原優樹容疑者(24)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕した。

 

女児放置死事件 容疑者宅「毎晩のように部屋からあえぎ声」

週刊女性2016年2月2日号 2016/1/19

 

http://www.jprime.jp/articles/-/6634

 

 藤本容疑者はどんな女なのか。前職は同県川越市のキャバクラ嬢。知人女性は「恋愛体質で彼氏ができると夢中になってしまう」と話す。

 

「16~17歳のころ、実母と神奈川県から引っ越してきました。18歳のころ結婚し、長女を出産。羽月ちゃんを妊娠中に元夫と離婚し、少なくとも3人の男と付き合ってきた。大河原との交際に反対した実母のもとを離れ“ママとは縁を切ったけど家族4人でがんばろう”と宣言して新生活を始めたんです」(知人女性)

 

 近隣住民によると、大河原容疑者は当初、連れ子の姉妹を可愛がった。家族で居酒屋によくご飯を食べに行き、10円ガムを買ってあげ、仲よく手をつないで散歩していた。

 

「閉店後、大河原容疑者が訪ねてきて“娘がケーキを食べたいっていうんです”と言うので、わざわざシャッターを開けてケーキを売ったこともあった」(近くの商店主)

 

 一方、藤本容疑者は新生活を始めて間もない昨年5月下旬ごろ、大河原容疑者の子どもを妊娠した。

 

 近所の住民は「毎晩のように部屋からあえぎ声が漏れていた」と話す。お腹が出てこないタイプだから目立たなかったというが、この3月上旬にも出産予定だ。

 

 しかし、両容疑者は逮捕時まで婚姻関係には至らず、正式な夫婦でも親子でもない日々を送った。なぜ、籍を入れなかったのか。

 

「昨年9月ごろ、別れの危機があった。結局、ヨリを戻したけど。12月にもケンカしたらしく、彩香はLINEのタイムラインに“別れちゃった”と投稿した。もう子どもを中絶できる時期ではないし、どうするのかなと心配していたら、クリスマスの朝に“サンタさん来たよー♪”と仲直りの報告があった」(前出の知人女性)

 

 サンタとは大河原容疑者のこと。しかし、すでに虐待が始まっていた疑いがあるうえ、約2週間後に羽月ちゃんを死に追いやっているのだから、悪魔のような“偽サンタ”と言わざるをえない。

 

 別れ話が続いた時期、“夫婦関係”にも微妙なズレが生じていた。昨年11月ごろから、男女の営みの声がパタッとやんだという。

「藤本容疑者は逮捕直前、羽月ちゃんのヤケドを“お湯がかかった”と言い訳していたが、供述内容が変わるなどあいまいな部分が出ている」(前出の記者)

 

 捜査の進展を待つしかないが、夫婦関係の亀裂や度重なる衝突の矛先が、甘えたい盛りの羽月ちゃんに向かった可能性がある。

「羽月ちゃんは目がクリッとしたかわいい子。お化粧に興味を示し、彩香は“一緒にやろうね”って爪をかわいく塗ってあげていた。子煩悩というよりも“子ども命”。事件はどうしても考えられない。二重人格だったのかなと思ってしまう」(前出の知人女性)

 

 おしゃれなワンピースやミニスカートをはかせるなど自慢の娘だった。事件が発覚する前夜、近所の住民は容疑者宅から「ドンドンドン」と壁を叩くような物音がするのを聞いた。

 

 それは歌が上手だったという羽月ちゃんのSOSだったのかもしれない。

 

 

 

【埼玉3歳女児死亡】
内縁夫、きょう判決 「“口”も“手”も嫌だったよね」 論告前に反省示した羽月ちゃんへの手紙

 

https://www.sankei.com/affairs/news/170525/afr1705250015-n1.html

 

 埼玉県狭山市のマンションで昨年1月、藤本羽月ちゃん=当時(3)=が顔にやけどを負って死亡しているのが見つかった事件で、保護責任者遺棄致死や傷害などの罪に問われた無職、大河原優樹被告(26)の裁判員裁判の判決が25日午後3時から、さいたま地裁(高山光明裁判長)で開かれる。検察側は「犯行態様が無慈悲かつ卑劣で極めて悪質」と懲役13年を求刑している。

 

 羽月ちゃんへの手紙 「どれだけ後悔しても謝ってもはづは帰って来ない」

 

 これまでの公判で、大河原被告の内縁の妻で羽月ちゃんの母親だった藤本彩香被告(24)=保護責任者遺棄致死などの罪で起訴=らの証人尋問が行われた。17日の論告求刑公判では、大河原被告が1月に拘置所で書いた手紙の内容が弁護側から明かされた。主な内容は以下の通り。

 

 羽月へ

 はづ(羽月ちゃん)がいってもう1年になりました。本当だったら去年の8月でもう4歳。今年で5歳だった。ゆう(大河原被告)とママのせいで迎えることができませんでした。

 

 初めて会ったときはすぐになついてくれたね。

 

 初めて泣いている羽月をあやしていたら2人して(藤本被告に)怒られたね。

 

 羽月の怒り方のことで何度もけんかしたね。

 怒られたり、“口”も“手”も嫌だったよね。水掛けられて冷たかったよね。やけどだって痛かったよね。

 

 せめてやけどした時ちゃんと病院に連れて行っていれば。

 どれだけ後悔しても謝ってもはづは帰って来ません。

 天国で幸せになれるよう祈っています。

 

 弁護側は同日、手紙などから、大河原被告が反省しているとして情状酌量を求めた。

 一方、検察側は「全体として藤本(被告)に罪をなすりつけるための弁解に終始している」と反省の情に乏しいことを指摘した。

 

 大河原被告は公判で羽月ちゃんにやけどを負わせた傷害について否認しており、弁護側は一連の虐待行為について藤本被告が主導だったと主張している。

 

 初公判で内縁の妻出廷 互いに罪をなすりつけ合う

 

 11日に開かれた初公判では、法廷に姿を現した藤本被告は犯行当時、大河原被告との間の子供を妊娠しており、育児ストレスと相まって虐待を行っていたと話した。大河原被告が否認した傷害罪や虐待の多くについて「彼(大河原被告)がやりました」と主張し、大河原被告の弁護側の主張と食い違っていた。

 

 大河原被告と藤本被告が無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、やけどした羽月ちゃんの画像を送信する際に「はづの顔まぢゃばいw」と送り、大河原被告が「ん?W」と返信するなど「笑」を意味する「w」や「W」を多用していたことも明かされた。

 

 他にも食事を抜かれた羽月ちゃんが冷蔵庫を開けたり、ぐずったりする様子を藤本被告から報告される度に「帰ったら口だな」などと虐待を暗示するような返信をするやり取りもあった。「口」とは口に布巾を詰めてテープでふさぐことで、他にも手をネクタイで縛ることを「手」、首を鎖につなぐことを「首」と称していたことがLINE上のやり取りなどから明らかになり、虐待が常態化している様子が垣間見られた。

 

 藤本被告の裁判員裁判の初公判は29日に同地裁で開かれる。

3歳女児虐待死 母親に懲役13年判決 「危険な兆候見逃すな」 埼玉

2017.6.16 07:04 産経ニュース
 
 

■面会拒否、あざ NPO法人代表指摘

 

 狭山市のマンションで昨年1月、藤本羽月(はづき)ちゃん=当時(3)=に冷水をかけて放置するなどの虐待をして死亡させた事件で、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた母親の無職、藤本彩香被告(24)に求刑通り懲役13年の有罪判決が15日、さいたま地裁(高山光明裁判長)で言い渡された。「虐待死ゼロ」を目指すNPO法人「シンクキッズ」(東京都港区)代表の後藤啓二弁護士は「悲惨な結末の裏には関係機関の情報共有不足がある」と分析している。(川上響)

                  ◇

 「近くにいたら助けてあげたかった」。閉廷後に開かれた会見で、30代女性の裁判員は羽月ちゃんへの思いを吐露した。一方で「どこまでがしつけでどこからが虐待なのか。自分が通報できるかというと気が引けてしまう」と児童虐待への対応の難しさも口にした。

 

 後藤弁護士は「しつけでも体罰という名の暴力は絶対に許されない。特に自分の意見が言えない乳幼児は周りが注意しなければいけない」と指摘する。

 

 後藤弁護士によると、虐待を判断するための危険な兆候はいくつかのパターンに分けられる。最も危険なのは、面会・指導の拒否。このほか、(1)乳幼児検診未受診(2)同居人あり(3)傷やあざがある(4)児童が無表情(5)威嚇する言動-などがある。今回の事件は終盤になって、これらの兆候がみられた。

 

 「羽月ちゃんの乳幼児検診が未受診だったことや、110番通報があったことを関係機関が知っていれば防げたのではないか」。県に先月、児童虐待の情報を関係機関で共有するよう求める要望書を提出した後藤弁護士は事件をこう振り返る。

 

 児童相談所が児童を保護すべきか、自治体が親子関係を支援すべきか、警察が関与すべきか-。各機関がそれぞれの特徴を生かしながら協力して取り組むことが求められる。