「貴方となら、どこへでも」後藤誠二/恋人は公安刑事 | あいのゆめは今日から突然のサレ妻備忘録❣

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2024/4/11サレ妻発覚→慰謝料請求やってく〜ピアノとタロット、たまにお狐様とか言うアスペドSおばちゃん。相手次第でドM(クソどうでもいい情報)
2020~KAT-TUN
2014〜恋人は公安刑事/東雲歩。
2016~2020;V6

よし、これが終われば、やっとやっと誠二さんとっ
書類仕事も終わりが見えてきて気合いを入れた私は…_

○○「あっ…」
勢い余って肘が重ねた書類に当たり…
バサバサバサっ

○○「っ!!やば…あの中にはっ」
慌てて目当ての本を我先に取ろうとすると
スッと伸ばされる手。

○○「ん? この手はまさか…」
恐る恐る顔をあげると

東雲「ふぅん……日本の滝100選、ねぇ…」
意味深に意地悪く微笑む東雲さん。

○○「あ、あの……それは、返して頂ければ」
東雲「仕事中にこんなの読むんだ?」
○○「いえ!今度の捜査資料です!!」
東雲「へぇ……滝で? 滝行でもするの?そういえば、後藤さん…」
○○「東雲さん!!」
東雲「じゃあさ、分かってるよね?」
東雲さんはちらっと後ろのデスクに視線を走らせる。

○○「ま、まさか…」
東雲「○○さん、できるようになったね。そっちの面倒な班長に言われたくなかったら、ね?」

こ、これはもう引き受ける以外の道は…

○○「はい!喜んでやらせてくださいっ!!」

そんな訳で、東雲さんの書類仕事も引き受けることになり。。

○○「これって明らか他班の仕事なんだけど…」
○○「でもでもっこういう判例が後々ためになるのかも!!」
○○「東雲さんはきっとこれから捜査なんだ…きっとそう…私が力になるなら書類仕事でもなんでも…」
ひたすらパソコンと向き合い
無情にも時は過ぎ……
ようやく終わらせた頃、
誰もいなくなった公安課ルームで。

○○「あ、誠二さんとの約束の時間、とっくに過ぎてる…もう帰ってるよね」
私はスマホを取り出すとLIDEをチェックする。
誠二さんからは
先に帰ってるから、後で家に来てくれ、
と短いメッセージが届いていた。
○○「はぁ……順調なら誠二さんとカフェでご飯食べながら、次のデートの場所を決める話ができると思ってたんだけどなぁ…」
ひとつため息をついてから、
引き出しに隠した本を引っ張り出す。
日本の滝100選。

最近捜査が立て込んでいたのか、
公安課ルームでチラッと見かける誠二さんは
なんだか疲れて見えたので
日帰りで滝でも……と思っていたのだ。

パラパラとページをめくると
自然の中の滝の写真が一杯で
見てるだけで癒されるのだ。

きっと現地に行けば誠二さんも
喜んでくれるはず!
マイナスイオン!!

現地に行ったつもりになって
大きく深呼吸すると、公安課ルームを出て
誠二さんのお家に向かうのだった。

ピンポーン…
ガチャ。

後藤「遅かったな。入ってくれ」
誠二さんに促され、部屋に足を踏み入れると

○○「……散らかってる」
後藤「すまない。片付けよう、片付けようとは思うんだが…」
○○「だ、大丈夫です!!」
誠二さんは慌てた様子でソファーの上の洋服なんかを片付けてくれる。

○○「あ、あのっ私が片付けますから!座っててください!!」
後藤「いや、でも…」
○○「大丈夫ですから!!」
来れない間に散らかってしまった誠二さんの部屋。

○○「誠二さん、先にお風呂にどうぞ!!」
後藤「…アンタは? 入らないのか?」
○○「わ、私はちゃちゃっーとこの辺を…」

躊躇する誠二さんの背中をぐいぐい押して
バスルームに送ると

散らかったリビングを片付け始める。
てきぱきと進めて、
だいぶ片付いた部屋を見渡し、

○○「ふぅ……誠二さん、そろそろ上がって来るかなぁ…あれ、テーブルの下に何か…」

テーブルの下から拾い上げたそれは
新幹線のチケットだった。

○○「誠二さん、また潜入捜査で遠くに行っちゃうのかな…」
リビングのドアが開く。

後藤「待たせたな…○○…」
誠二さんは私の手元を見て、驚いた顔をする。
後藤「それは…」
○○「誠二さん、このチケット、、」
後藤「あぁ、今度、○○と遠出でも、と思って」
○○「遠出!? できるんですか!?」
後藤「あぁ。石神さんが消化しきれてない休暇を今の内に、と言ってくれてな」

私は思わず誠二さんの胸に飛び込む。
お風呂上がりの温かな誠二さんの体温とシャンプーの薫りに包まれて。

○○「誠二さん!ありがとうございます!!」
後藤「はは。喜び過ぎだろう?」
○○「そんな事!! だって、嬉しくて…」
後藤「俺は、アンタが…」
そう言って誠二さんが見た視線の先には
テーブルの上の
日本の滝100選の本。

後藤「アンタがこっそりその本を見て、楽しそうにしてたから…」
○○「み、見られてたんですね」
まさか今日のあれこれを見られてたなんて…

後藤「そのせいで歩に仕事を頼まれてただろう?」
○○「あれは、まぁ、その…職場に持ち込んだ私が悪いんですし…」
後藤「歩も、アンタが気になるんだな」
○○「いーえ!!全っ然違うと思います!」
後藤「…そうか? アンタには癒して貰ってるから、次は、アンタが…」
後藤さんに癒されて欲しい。
そう思っていたのに、
まさかの後藤さんと同じ事を考えてたなんて…
なんだか気恥ずかしくなって
再びきつく抱きつく。
緩やかに抱きしめ返してくれる後藤さんは
私の肩に顔を埋めると、

後藤「…俺は、アンタと一緒なら、どこでもいい」

○○「誠二さん……私もです!!!!」


片付いた部屋で。
甘いコーヒーを淹れて。
二人で並んでソファーに座り、
日本の滝100選のページを捲りながら
誠二さんと次の休暇の計画をたてる……
そんな、ひととき。。


🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏

ワンライお題「旅行の計画」
恋人は公安刑事/後藤誠二
後藤さんで初めて書かせて頂きましたm(__)m
キャラ崩壊してたらすみません…
ヒロイン目線。

東雲さんでも書きたいな!と思いつつ…
一応書く予定😂😂😂