parallel WORLD | あいのゆめは今日から突然のサレ妻備忘録❣

あいのゆめは今日から突然のサレ妻備忘録❣

2024/4/11サレ妻発覚→慰謝料請求やってく〜ピアノとタロット、たまにお狐様とか言うアスペドSおばちゃん。相手次第でドM(クソどうでもいい情報)
2020~KAT-TUN
2014〜恋人は公安刑事/東雲歩。
2016~2020;V6

目の前の電子パネルを操作する私。


ピピピツ

私「これでよしと……」

ふわり……
その、
乗り物は
ゆっくりと
空高く浮かび……

目の前がグニャリと揺れる

私「行ってきます……」

電子パネルの数字は……








68……








私は目を閉じる
「この感じが気持ち悪くて」
ふと隣に目をやると
現代、から持ち寄った、
様々なグッズ……

私「これだけあればいけるかしら……」
私は口元を押さえつつ睨む








数字が逆行していく電子パネル……






私「もうすぐだ……」







ドキドキ……






上手くいくと分かっていても
緊張してしまう。










あの頃の
あの子を助けるための旅。









あの子は私で……








私はあの子……







私「いよいよだ……」






眼下に広がる
緑に囲まれた
茶色い街並み。








懐かしさに浸ってる暇はない








私はこのために……







円形競技場に狙いを定める……






わらわらとした群衆









広場に倒れてるあの人の
黒い影……







そして……






「いたいた!あの子!」









顔を覆ってなすすべも無く佇むあの子……








私「今!行くからね~!」








シューン……







乗り物は
静かにあの人とあの子を乗せる(早っ

私「やっぱり、気を失ってるだけだ」

あの子「え……??」
震えるあの子に、






私「これを……」
清潔なガーゼを渡す。








服を裂いて
それを当てるのよ
血が出てるところに







あの子「えっえっ」








私「早くして、時間が無いから」








あの子「血が出てるとこって……」







私「あぁ……」
私は手早くガーゼにアルコールを浸す



私「これで拭き取るの。血が出てるところは一ヶ所だけだから、ガーゼで押さえたら、これでぐるぐる巻いて、力をかけてね、圧で血を止めるの、そして、そこを高くして、胸より」


あの子、は
呆然としてるせいか
私の言うとおりに動く。









私「……なかなかのものね」








あの子「……え?」








あの子は私なのだから
やはり肝が座ってる。







私はあの子の質問には答えず








次はこれよ







と、赤い液体を指差す。










それは私がやるから、
ハンドル握ってて
あの子「え……?」

ハンドルは握ってるだけで良いの、
自働運転で
あなたの家に着くようになってるから


あの子「はぁ……あ、あの……あなたは……?」





私「しっかり握っててね」








目を瞑ってるあの人の
腕をとり、
頃合いな血管を探し
針を通す。
手慣れたものだ。









赤い液体が
ゆっくりとあの人の身体に入っていく。








あの子「あの、これは……?」
恐る恐る、という感じであの子が問いかける







私「私の血よ。O型だからね笑 血が出たぶん入れなきゃでしょ」







あの子「……血……あなたの……」








私「あなたの血でもあるのよ」









あの子「私の……?」








そうよ、あなたは私で
私はあなたなんだから











あの人は
浅い呼吸から








今は深く呼吸をしている。








大丈夫そうかしら?









乗り物はあの子の家につく。










壁さえも通り抜けて
お母さんに見つからないように
あの子の部屋へ。








あの子「……ここで??」







あの人をベットに横たえ
現代から持ってきた
抗生物質に
栄養剤、
そして
清潔なガーゼやアルコールをあの子に渡し、
ひとたびレクチャーする。









真剣に聞き入るあの子。








私「お母さんには街で怪我人を拾ったとでも言いなさいね」








あの子「……お母さん……許してくれるかしら」









私「事実なんだからしょうがないでしょ、何だかんだ言って受け入れるのよ」

あの子は目を丸くしている。



あの子「知ってるの?お母さん?」







私「ふふ……じゃあね~」








あの子「不思議な人……」







変な乗り物と
変な女の人は
一瞬で消えてしまった……









夢かな?
と今でも思う……








私は言われた通りに
彼、の看病を続けた。









そして……











1週間後……









俺は温かなベットで目が覚めた。









こんな安らかな時はいつぶりだろう。








俺は死んだのかもしれない。







だってこんなに穏やかな朝が来るなんて……







ギィ……







ゆっくりとドアが開き……








10代くらいの若い女性が入ってくる。。








朝の光が逆光になって、








顔はよく見えない。







俺は半身を起こす。







彼女、が慌てて俺にかけより、









花が咲いたような喜びの表情で……









あの子「目が覚めたんですね!!」








イテテ……

俺はふと、
お腹に手をやる……








そこには綺麗な傷痕……








俺「……いき、てた……?」








天国じゃなかった。








あの子は慌てて部屋を出ていく
あの子「おかーさーん!!」








鼻をくすぐる食べ物の匂い……








あぁ生きてた…… 
これからどうなるんだろう。
俺は……
あの子は………?

「新しく生きて」

おしまいぷっ









キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

片割れちゃんへの
parallelストーリー❤
来世は
兄妹になるかも❤はてな5!はてな5!