【坂本昌行妄想二次小説】
❤苦手な人はスルーしてね❤
その日、私は仕事帰りにコンビニに立ち寄った。
コンビニの有線からV6の新曲が流れ、自然と顔が綻ぶ……私は目当てのテレビ紙を購入した。
彼と結ばれて数日後、なんとか追い付きたくて、何を追いかけているのか、自分でも分からなくて、ただひたすら、私といないときの彼、を追い求めていた。
彼と付き合っていることは、まだ誰にも告げていない、もちろん、相談する相手もいない。
だからいつものように一人で抱えこんでしまうのは仕方が無いこと……でも、二人でいれば何でも乗り越えられると思っていた。
そう、その時までは。
家に帰り、目当てのページを開く、
まだ私と付き合う前の
彼のインタビュー記事。
何でもない記事が引っ掛かった。
私はそっと、ページを閉じる。。
今日は彼と会う予定が無いことを、
良かったなんて思うことがあるなんて。
頬に溢れる涙にすら気がつかずに泣いていた。
私はテレビ紙をソファの脇のBOXに入れ
ソファに横になり天井を見上げる。。
見ないようにしてきた過去たちが私を攻める。
目隠ししても浮かぶ画面の向こうの言葉たち。
はぁ……
私には彼と付き合う覚悟が足りなかったのだろうか??
浮かれてばかりの私に初めて訪れた試練だった。
ピンポーン……
私「えっ?」
誰も約束してないのに……誰だろう??
私はソファからガバッと起き上がると、
ドアホンを取りに行く。
画面超しにいるのは……
彼だった。。
ど、どうしよう!?
居留守使う!?
せっかく来てくれたのにそれは……
私はニコニコと何も知らずに笑っている彼の笑顔に居たたまれなくなり、
彼を上げることにした。
できるだけ平静を装って……
坂本「ごめんねぇ、いきなり来ちゃって、仕事が思ったより早く終わったから、○○を驚かせよっかなって……迷惑だった??」
こちらを捨てられた仔犬のように伺ってくる坂本さん。
結ばれてからはこういう甘えた様子も見せてくれるようになり、私はそれが嬉しかったのだが……
私「ううん、全然」
上手く笑えない自分が憎い。
まえのひとにもそんなかおをみせていたの?
しりあいってだれ??
わたしはあなたのなんばんめなの?
聞きたくても聞けない言葉たちが
私の心を占めていく。。
坂本「もしかして疲れてる?帰った方が良い?」
私はそんなに分かりやすいのか……
ここで帰って、って言うのも……
口から出たのは真逆だった。
私「全然!突然だったからびっくりしただけ!」
ムリに作った笑顔だったが、
つられるように彼は笑った
坂本「そっかあ、良かった」
ほっとしたような表情。
私はいつも、彼の優しさに甘えている。