人生が自分に何を求めているか

自分が何をしたいのか、どうしたいのかを考えることや、自分がやりたいことをやることは大切です。

ですが、それがわからなかったり、うまくいかないという時は…

自分が人生に何を求めているのかという視点ではなく、

「人生が自分に何を求めているか」という視点で

本当の自分を思い出してみるのもありです。

精神科医、心理学者、ロゴセラピー創始者で、３年に及ぶナチス強制収容所体験を綴った「夜と霧」の著者であるヴィクトール・エミール・フランクルは、

『人間は「幸福のパラドックス」に陥り，慢性の欲求不満を避けられない。

だから、人間は「自分のしたいこと」ではなく、「人生が自分に求めてきているもの」を発見せよ』

『人生が人間へ問いを発してきている。

したがって、人間は，人生の意味を問い求める必要はないのである。

人間はむしろ、人生から問い求められている者なのであって、人生に答えなくてはならない。

人生に責任を持って答えなければならない。』

と語っています。

そして、こんな風にイメージするとわかりやすいと言っています。

『空を見上げれば無数の星がきらめくこの宇宙。

どこまでも続くこの果てしない宇宙の中で、

今・この時代・この時・この地球の・この国の・この場所に、

なぜかこの「私」が置き与えられている。

一見単なる偶然に見えるこの事実。

しかし、考えてみれば、果てしなく続くこの時間と空間の中で、

ほかのいつでもない今・この時代・この時・ほかのどこでもないこの国の・この場所に

自分が置き与えられているということにはやはり意味がある。

自分で選び取ったのではなく、
気づいた時には選択の余地なく
そこに定め置かれていたからこそ、

このことにはただそれだけで意味があると思わないでは
いられないのだ。

私たちは何をしてもいいし、何もしなくてもかまわないような存在ではない。

ここにいてもいなくてもかまわない。

そのようなただ放り出されているだけの存在ではない。

私たち一人ひとりには「なすべきこと」「充たすべき意味」が与えられている。

そしてそれと共に、今・ここに定め置かれている。

そしてその「何か」は、私たちによって発見され実現されるのを「待っている」

私たちは，常にこの「何か」によって必要とされ、それを発見し実現するのを待たれている、そういう存在なのだ。』

「自分の本当にしたいことは何だろう」
「自分の人生の目的は何だろう」
「自分はどんな願望を実現したいのだろう」

こんな風に自分のことがわからない時は

「私は、この人生で、今、何をすることを求められているのか」

「私のことをほんとうに必要としている人は誰か。その人は，どこにいるのか」

「その誰かや何かのために、私にできることには何があるのか」

「人生が自分に何を求めているか」を手がかりにする方法を取り入れてみてはいかがでしょうか

【令和6年能登半島地震復興支援オープンカウンセリング】

日時：2024年1月25日(木) 9時半ー11時半
会場：鳥飼八幡宮
　　　福岡市中央区今川2丁目1-17
参加費：お気持ち制
※お預かりしたお気持ち金は「令和6年能登半島地震」復興支援のためにすべて寄付させていただきます。
詳細・お申し込み：https://resast.jp/events/892967

※長崎でも開催予定です。ご案内までお待ちください。

日時：2024年2月15日(木) 18時半-

会場：M’s Market

　　　長崎市東古川4-3 高田ビル1-A

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