新型コロナウイルスの影響で、各種の資格試験は中止ですし、集合研修やセミナーも軒並み実施が延期されています(>_<)
しかし、こんなときこそ腐らずにいたいもの。
人も組織も、逆境でも前向きに新しいことにチャレンジできるかどうかが、その後の飛躍にとって重要なはず。
ということで、わたしも、外出せずに自宅でも学習できるよう、新たな通信講座を申し込みました。
そう、困ったときのユーキャンへの課金でね……(^_^;)
じゃん、中身はこれ、「終活アドバイザー講座」!!
今年最初の資格試験は「相続診断士」でしたが、「終活アドバイザー」も相続つながりですね。
相続という現象は、「法律」「お金」「心」が複雑に交錯するので、様々な角度から分析したいという気持ちからです。
ふり返ってみると、わたしも弁護士になった当初は、相続で相談に来た方には、相続法の知識を開陳していただけでした。
必死で六法の解説をしてはみたものの、相談者は浮かない顔のまま帰るという苦い経験を何度もしたものです。
マーケティングでいう「ドリルを売るには穴を売れ!」のたとえのとおり、弁護士のもとを訪ねるクライアントも、けっして法律の知識が欲しいだけではないんですよね。
「弁護士は六法を売る商売ではない」と気付いたころから、相談者が浮かない顔のまま帰ることは減っていったように感じます。
相続の案件を扱っていて思うことは、クライアントの真意をくみ取るにはカウンセリングの力が必要ですし、クライアントの期待を超える提案をするにはコンサルティングの力も必要だということでした。
六法の解説だけならAIで足りる昨今、この2つの力をどう身に付けるかはわたし自身の大きな課題です。
「終活アドバイザー」講座の勉強で、わたしもカウンセリング力とコンサルティング力を鍛え、複雑に絡み合った相続問題でも解きほぐせる士業を目指したいところです(^^)/