弁護士 井上洋一の資格道~108の資格を超えて~

弁護士 井上洋一の資格道~108の資格を超えて~

2019年に宿願の108資格を達成しました!
2023年9月に200資格到達。
愛知の町弁が、資格の力を駆使して悪を斬るため、様々なライセンス取得を目指します(現在267)。

「法」「お金」「心」の問題の横断的解決のため、様々な資格の取得を目指しています。

株式会社レガシィより、わたしのセミナーDVD/CD「廃業寸前から生き返った 弁護士のプラスアルファ資格戦略」が発売されました(https://forms.gle/9DKSMPvwr499jn5n9)。

今月は、医療経営士3級の更新月。
更新手数料と年会費で合計2万2000円……(>_<)

正直、「資格で稼ぐために勉強しているのか、資格維持のために稼いでいるのか」わからなくなる瞬間がありますね(苦笑)。

とはいえ、資格は裏切らない——そう思って先月、医療経営士2級試験に挑戦しました。

 

気になる結果は…「第1分野」合格!
……つまり、「第2分野」不合格でした(涙)

医療経営士2級は、
第1分野:経営やマネジメント、マーケティング等の一般論
第2分野:診療報酬、医業収益、制度周りの専門領域
と分かれているのですが、例によってどちらも五肢択一50問/80分のガチ試験。

第1分野は、中小企業診断士のはしくれである私もなんとか突破できました。
一般的な経営領域なので、これまでの知識で対応可能。

 

最大の難関…「第2分野」
問題はここで、とにかく専門性が高すぎる!

診療報酬体系、医療制度の細かい規定、医業収益の算定……
どれも超マニアックで、「誰がこんな複雑な制度つくったんだ……?」と頭を抱えるレベル。
医療制度の複雑怪奇な世界を前に、完全に撃沈しました(トホホ)。

 

どなたか2級以上ホルダーの方で、良い勉強方法・問題集があったら是非教えて下さいませm(_ _)m

本日、「緊急時避難誘導員」の資格試験に合格しました(*^_^*)

択一式30問のうち6割以上で合格という、決して難易度の高い試験ではありませんが、内容は幅広く、非常に実践的です。
これにて私の総資格数は267。

この資格で扱う範囲は意外に広く、
・災害関連情報の見方(警報・避難情報・ハザードマップの読み方など)
・避難誘導の基本と動線管理
・初期消火や防火設備の扱い
・救急対応の基礎
・被災時の人間心理
──と、緊急時に役立つ知識が一通り揃っています。

なかでも興味深かったのは、「被災時の心理」に関する部分でした。
災害や事故が起きると、人間は普段以上に合理的な判断ができない、
・情報が入っていても身体がフリーズして動けない(凍り付き症候群)
・周囲の行動に引きずられてしまう(同調性バイアス)
・自分は大丈夫だと思い込み、避難が遅れる(正常性バイアス)
といった現象がどうしても起きてしまいます。

だからこそ、落ち着いた人が一人いるだけで動線が整い、事故や混乱を大きく減らすことができます。
「誘導する側が心理を理解している」ことは、意外に見落とされがちなポイントですが、非常に重要だと感じました。

私自身、弁護士という仕事柄、さまざまな事件災害の事後対応や未然防止に関わってきましたが、その中間にある緊急時対応はきちんと勉強していなかったなと実感。

やはり平時にどれだけ備えているかで、その後の判断が大きく変わるものです。
今回の資格取得は、単なる知識の確認に留まらず、あらためて「備えの大切さ」を考える機会にもなりました。
今後も、安全衛生・危機管理の分野に役立つ学びを続けていきたいと思いますね(^^)/

明日は大学病院で術後2年目の定期検査。
全大動脈CTに心臓エコーといろいろです(>_<)

仕事もあるのに、正直めんどくさい。
でも、命に関わる部分だから仕方ないですね。

それにしても振り返れば、今年も結局ほとんど休めなかった。
2年前の入院中には「これからはちゃんと休むぞ」と固く誓ったはずなのに……。

 

「忙しいから手伝ってほしい」と言われると断れないし、「自分がやったほうが早いよな」と思うと、つい引き取ってしまう。

結果、自分の首が締まる。
今年もそのパターンの繰り返しだった。

 

そんな中、先日受験した、日本能力開発推進協会『時間マネジメントアドバイザー』の合格証が届きました(*^_^*)

最近よくある“画像データだけのデジタル合格証”ではなく、しっかりしたカードと証書で届いたのは、ちょっと嬉しいポイントです。

そういえば、この資格講座では何度も繰り返し言われていたのが、「時間泥棒からは、とにかく距離を取れ!」という鉄則。

 

いるんですよ、本当に。
こちらの時間をどんどん吸い取っていく人や物が。

かわいそうだからと手を貸したり、しんどそうだからと肩代わりしたり、「忙しい忙しい」「苦しい苦しい」と言われると情に流される。

でも――ふと見たら、その人は自分の金儲けや自分のキャリア形成にはしっかり時間を使ってる、そんなことも多い(;゚ロ゚)

 

術後2年目の検査を前に、改めて思う。

私は、自分の時間をもっと大事にしないといけない。

・助けたい、手伝ってあげたいという気持ちと
・自分の人生・健康を守ること

この両立を真剣に考えなければいけない年齢なんだと思う。

来年は、「時間泥棒バリア」をちゃんと張る。
距離を取るべき相手には距離を置く。
頼まれごとを“自動で引き受ける癖”はやめる。

そのための最初の一歩として、明日はしっかり検査して、身体のメンテナンスから頑張るぞっと(^^)/

いくつか落とした問題もあったけれど、結果は無事合格


これで、私の資格コレクションは265個に到達しました(*^_^*)

 

今回の試験、問題を解きながら何度も感じたのは、
「障害者や高齢者を抽象的に見るな目の前の人を見ろ話を聞け
──このメッセージが、あらゆる設問を通じて繰り返し問われていたということです。


そんな出題の意図に、私は出題者の怒りや憤りのようなものを感じました。
「きれい事ばっか言ってんじゃねえ、現場を見てみろよ」という声が、問題文の向こうから聞こえてくるような試験でした。
こういう試験、すごく良いと思います。

 

ここ数年間、私もいろいろな学会やシンポジウムで、「ダイバーシティ」や「共生社会」を掲げる研究者や支援者の話を聞く機会がありました。

でも正直、こう思うことも多かったんです。

「結局それ、“ボクの考えた最強の共生社会”のプレゼンなんじゃないの?」と。

理念を語るだけなら、誰でもできます。
多くの「専門家」たちは、自腹を切って発達障害者を雇用したこともなければ、支援の最前線で葛藤や責任を抱えたこともない。
それなのに、したり顔で「共生社会の理想」を語る。
──そりゃあ、きれいに見えるに決まっています。
遠くから見ているうちは、世界はいつだってキラキラして見えるものですから。

 

けれど、この試験を通じて感じたのは、この業界の中にも「怒り」や「ジレンマ」をちゃんと抱えている人たちがいる、ということ。

現場のリアルを見て、きれい事では済まされないと感じている人がいることを分かっただけでも、この資格を取った意味はありました。

理念や制度も大切。
でも、その根っこには、目の前の人をどう見るか、どう聞くかという姿勢がある。
「共生」とは、抽象的な言葉じゃなく、日々の関係の積み重ねなんだと、改めて感じた一日でした(^^)/

今年度の第3回研修は、11月16日(日)にWEB開催されます。
今回のテーマは、どちらも「働く人のキャリア」と「支援者としての関わり方」を深く考えさせられる内容です。


🎓講演Ⅰ:「若年者のキャリア(就労継続の課題等)」

講師:久米典子先生(K-LINK代表、公認心理師・臨床心理士・シニア産業カウンセラーほか)
若手社員の離職やキャリア迷走が問題になる中で、心理職や相談員としてどのように関わるかを考えます。

🧭講演Ⅱ:「職場のパワハラ対策と心理相談員としての役割」

講師:斎藤政彦先生(日本産業衛生学会東海地方会会長・医師・労働衛生コンサルタント)
ハラスメント防止の理論と実務の双方から、相談員の立ち位置を明確に整理してくださいます。


💻開催概要

📅日時:令和7年11月16日(日)13:30〜16:50
📍オンライン(Zoom)
💰会員2,000円/非会員4,000円(申込期限:11月12日)
詳細・申込は→ [中部心理相談員会HP(https://aisan-law.jp/shinri/pg3098347.html)]
 


✏️副会長よりひとこと

私自身、資格マニアとしてこれまで200以上の資格を取得してきましたが、
最近「キャリアコンサルタント資格」を改めて取ってみたいな、と思っています。

もう10年以上前、産業カウンセラー資格を取ったときに「次はキャリコン!」と思っていたのですが、
当時ちょうど国家資格化の話が出ていて「様子を見よう」と思っていたら……そのまま10年が経ってしまいました(笑)。

気づけば私もアラフィフ。
30代の頃とはまた違う“キャリア観”を持つようになり、今だからこそ学び直してみたいという気持ちがあります。
いろいろな機関で講座が開かれているようですが、どこが一番充実しているのか、研修当日に久米先生にもお聞きしてみたいですね。


働き方の変化が加速するいま、私たち支援者自身のキャリアや在り方も問われています。
心理相談員資格をお持ちの方もそうでない方も、皆さんぜひご一緒に学びましょう!