Quadrophenia (四重人格) The Who    <邦題> さらば青春の光 | ギズモとおいもの部屋

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愛犬のお話、息子の事、音楽、映画、酒、料理、
そして、可愛いぴーちゃんの事など徒然に
書き綴っています。

僕の妻えりんぎのブログです。

このブログの横に現実が忙しい、だから遊ぶ と一応

メモしてみたえりんぎです。

 

現実と言えば全くもって遊べないタイプなので

遊ぶというのは例によって

おちゃらけた文字遊びが息抜き。

全く誰のためにもならんところがなんですが。

 

何故かジャンルを映画にしてしまったので書かねば

と見えない何かに追い立てられる感じで書いてみた

ところです。

 

 

 

音楽ジャンルにすれば?   いえいえ、映画ジャンルの

端っこに・・腰掛けていたくて。 

 

 

 もうね、端っこが大好きなんです。   ええ。

 

 

 

ということで長い前置きをつぶやいてみました。

 

 

映画は実は僅かで儚い休み時間と睡眠時間を駆使して

ゲディ家の身代金 など その他も見ていましたが

何しろまろ様がわざわざAmazonでとり寄せて

みよ~♪みよ~♪と言うので・・  ぇえ?それって面白いの?

 

と聞いたら、これはね音楽を聴いて雰囲気を楽しむ映画なのだ!

ということでした。

 

なので妻としては嬉しそうなまろ様のご希望を叶えて

あげようと思ったのでした。   ←   深く頷く。

 

 

 

では、拙いばかりの てきとー映画れびゅー をば。

 

 

ですが、まずはこの音楽をいってみないといけないのだ。

この映画はこれが一番重要だと感じたからです。

 

 

 

      だから・・  映画れびゅー  ですってば・・  

 

この音楽、

四重人格』(よんじゅうじんかく - Quadrophenia)は

イギリスのロックバンドザ・フーの6作目ににあたるスタジオ・アルバム1973年10月にリリースされた。

『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に

於いて、267位にランクイン

作詞・作曲は全てピート・タウンゼントによる。

 

(ウィキペディアより。)

 

 

 

The Who と言えば あの例の腕をぐるぐる回してジャンプする

ピート・タウンゼント、そのイメージがまずは脳内に現れるんですが

まあ、ロックに詳しい方はもれなくその通りだと頷いてくれる筈。

 

イギリスのロックバンド、ビートルズ、ローリング・ストーンズと並び

イギリスの3大ロックバンドの一つに数えられるというのだから

私がここで、つべこべ書かなくても良いわけです。

 

で、この Quadrophenia (四重人格)というロック・オペラアルバムを

もとにした1979年の映画が邦題、さらば青春の光 なので

あります。     でです、

この聞き慣れないロック・オペラとは文字通り

ロック版オペラであります。

 

オペラを「役を演じる歌手たちによって展開されるドラマ」と

定義するならば、ロック・オペラはまさにその通りのものであり

この言葉を最初に使ったのがこのThe Who のギターリストである

ピート・タウンゼントという事です。

                     ※ 異議ある御方はウィキへ

 

The Who の曲、詩は全て彼が手がけ、小説家でもあり

ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト

第10位。  という才能に溢れた御方の世界観を観てみようか

と思ったのでした。  

 

 

ということで

さて、まろ様がわざわざ手に入れしこの映画↓

 

 

1964年ロンドン、主人公のモッズである若き青年ジミーが

主人公です。  ここでモッズとは?については長くなるので

省きますが気になる方は各自にお調べください、ぺこり。

 

で、このジミーですが両親と広告会社の郵便室係という

退屈な仕事に幻滅しながらも

その活気のない生活をモッズ仲間のらとともに、

薬やパーティーやイタリアのスクーター、ベスパや

ランブレッタにはけ口を求め

敵対するロッカーズたちとのケンカに明け暮れている

 

というそんな感じで物語は語られる。

 

 

悪いんだけれど、青春を語るにはあまりにも過去すぎる

為なのか、それともこの映画のストーリーモードがそうだからか

始めはねなんだか乗らない感じ。

 

私も10代に戻れば・・ また印象は違うんだろうけど

 

ただ、音楽はとても良いです。

 

The Who の他にもロネッツだとかキンクスだとか

聞き覚えのある音楽が流れる。

まろ様の言う通り音楽で観る映画なのかなという印象。

(でも、アメリカン・グラフィティを思い浮かべてはいけないよ。)

 

 

 

そうこう観ているうちに

銀行休業日の週末、モッズとロッカーズとの激しい対立

というのがあり、

彼らが海沿いの町ブライトンへ降りるにつれ、表面化、

一連の対立は勢いを増し、警察も出動する事態に。

という経緯に。

 

 

 

 

 

ジミーは思いを寄せている女性ステフとともに想いを通わせる間に

町は混戦と化し、警察によって取り押さえられていた。

 

そうこうしているうちにジミーはモッズのカリスマ的存在である

エース・フェイスらとともに

逮捕、拘置される。   中央、スティング。 ↑

 

 

スティングはこの映画が初デビューなんですって!

若い!!

なるほどこれを観るだけでもいいかも。

 

 

このエースこそがスティングでね・・カッコイイんですが

頭に浮かぶのはね・・ ああ・・スティングがポリスに捕まった!!

 

 

なんてね、実に不謹慎かもしれませんがそう思い

思わず、にやりとしてしまったのは言うまでもない。

 

そこの貴方も今うけたんじゃありませんか?

                           ・・しめしめ・・

 

 

この後、総額50ポンドという当時としてはとんでもない額の罰金を

科せられてしまうんだが、このエース・フェイスがその場で払い

モッズの仲間たちからは歓声があがったのでありました。

 

 

 

 

ごめん、はっきり言ってやはりストーリーはさほどでもない気がする。

 

 

この映画は、ロッカーズとモッズの抗争というのもあるが

 

退廃的な遊びに興じて反抗的な日々を送ることに、強く満足しているはずのモッズの青年達、その一人のジミーなんだが

 

その独りよがり的な世の中への悲観 、については

あまり同調は出来ない。

 

青臭い愚かさ、甘ったるさみたいな

そんな情景を寧ろ音楽が語り

映像自体は割合に淡々としている 感がある。

 

 

と思いつつ

最終になっていきますと

ロンドンに戻ったジミーはアンフェタミン錠を見つけた母親に

家を追い出され、仕事も辞めることになってしまった。

わずかな退職金も薬物につぎ込んでしまい、又

彼女のステフも友達の彼女になり振られてしまう。

 

(このステフという彼女、可愛くてキュートなんだが

 かなりなビッチだ。

     ・・そこがまた青春の苦いところなのか)

 

 

 

 

 

 

 

鉄道で騒動のあったブライトンへと向かい、

暴動の場所やステフとともに逃げた路地を再訪し

懐かしむ傷心のジミー

 

 

絶望の中、

唯一の救いをモッズのリーダーであるエースに求める

ジミーだがしかし、その目に焼き付いた光景は

憧れの存在であるエース・フェイスもまた、現実には

ブライトンホテルで働く平凡なベルボーイである

事実なのでありました。

 

 

 

 

そんな真実に逆ギレしたジミーは、エースのベスパを奪って

逃走

 

 

 

憧れていたエース・ファイスさえもが現実社会の中で

妥協している    

 

 

 

 

 

 

 

絶望を感じたジミーはベスパを海へ向けて全力疾走

断崖からダイブ

 

 

 

モッズの象徴とも言えるベスパが岩礁に激突して

粉々になって落ちていく

 

 

 

 

諸説ありますが彼は果たしてどうなったのかは

観た方のご想像に・・  ということでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この映画を観て私個人として良かったのは

アルバム四重人格についてはあまり聴き込んだ訳では

なかったので この映画を観た事により

聴き込んでみるきっかけとなったということ

 

 

 

普通は映画を観ての音楽な気がしますが

これは音楽があり、この音楽の情景としての映画なんだ

 

と私はそう思いました。

 

 

 

このアルバム四重人格の中には

ロック・オペラなので何曲もあるのですが

 

 

 

 

その中で

これが何だか主人公ジミーの叫びかな、と

個人的にそう感じました。  ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

Can you see the real me preacher?

伝道師には本当の俺が見えるのか?

Can you see the real me doctor?

医者には本当の俺が見えるのか?

Can you see the real me mother?

母さんには本当の俺が見えるのか?

Can you see the real me?

本当の俺が見えるのか?

 

          

 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
なお、ピート・タウンゼントによるとジミー役には
本当はセックス・ピストルズのジョン・ライドンに演じて
欲しかったと語っている。
 
 
以上です。